老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

パリオリンピック

2024-07-24 11:30:00 | 老人日記
      


🌈 セーヌも僕の悩みに似て流れはするが果ては無い、、、、、

オリンピックが始まる。
運動が苦手の私は、選手達の競技の結果には興味があるけれど、、、余り観戦はしない。

金が取れれば勿論うれしい。
銀も銅も、選手たちの日頃の切磋琢磨をし、それこそ血のにじんだ練習のたまものだと思えば応援のも熱が入ると言うものだ。

       

酒、たばこで、代表選手選手から外された、未だ未成年の体操選手がいた。

賛否両論で世間ではかまびすしい。

代表選手から外されたことに、同情をしている意見もある、、、?

まあ、仕方ないより他の選手たちへ、規則を守れなければ、こういう結果になりますよと言う警告だと思ったりして。みせしめも含まれているかな。

彼女はヘビースモーカーで彼女の傍らによれば、煙草の匂いがしたとも。

可愛い顔(関係ないか)して、ヘビースモーカーとは。
身体に悪いのは当たり前。いらだった神経やプレッシャーから、のがれるためだと同情を寄せる人も。

日頃の人格を問うたりする人がいないのは、良かったとも思うが、彼女は世間を知らない?舐めていた?可哀想な娘だった。
オリンピックの選手に選ばれることの重要さに気づぬまま、自分の演技に自信があったのだろう。

国を背負っての競技への参加。
他の選手たちへの、こうなりますよ、、、。選手の代わりは沢山いる。
自分を律し、もっと自分を大切にしてほしかった。
煙草や飲酒は20歳をすぎてから。成人になるには、健康を守るには、我慢をすることも大切なんだよ。

   🌈 セーヌは僕の悩みに似て流れはするが果てがない。
       なんと今週の長いことよ。

このような詩のフレーズが浮かんできた。
調べても、詩の全文と作者も判明できない。
はて、誰の詩の一節であったのか???
パリでのオリンピックを思っていて、この詩にゆきあったのだけれど。。。。













昨日のしりとり俳句。

      @     炎帝よ鎧かステテコどつち好き    炎帝
      @     夕立や「少年」見つけし古本屋    少年
      @     扉を開く吹き荒れてゐる熱砂かな    熱砂
      @     あれよあれ水脈にさらわる海月かな    海月
      @     西瓜売り笊に小銭を放り込む     西瓜
      @     木下闇続く隧道出てなほ   木下闇
      @     畏みて新酒の試飲承たまふ    試飲
      @     糠漬けの茄子で晩酌すすみけり    茄子
      @     祇園囃子の稽古月あげ能舞台    囃子
      @     片方の腕のみ日焼け買物カー    片

元気な頃に行った旅の思い出が句になること往々。     

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やっとやっと やっと縫えた

2024-07-22 16:20:16 | 老人日記
      


何年かかっただろう。
やっと縫えたワンピース。 

布地は3~4年前に買っただろうか?
もっと前かな~。
定かな記憶が無いけれど、買った場所は徳島の藍染店。

一目見て気にいった。
綿ローンに地模様が入り、藍染店で染めた一点物の布地だった。

買ってから、何度も手にとり、何を縫おうか?どんな型の洋服にしようかと考え、想像をすること何回も、何年も。
大切に大切に扱ってきた洋服生地だった。

80才を過ぎ断捨離を初めてから、この服地で早く何か縫わねば、いくら気に入り大切にしても宝のもちぐされだと気が付いた。

暑いのと少し鬱気味でやる気はあるようで無く、お尻をたたき、たたき一ヶ月以上もかかったけれど。
仕上がりました。ました。やっと。やっと!

この生地を良く見ると、最初は綺麗に染まっていたが、今回よく調べてみると以前は無かった染むらや織皺があり大切にしすぎても、生地に痛みができることがとがあると気がついた。

ともあれ、気にいった服が仕上がった。
チユニックにしたつもりが、仕上がればワンピースとして着れる洋服の丈だ。
思わぬ誤算、うれしい誤算だ。











しりとり俳句。

    @        玄関を出れば熱砂の嵐かな    熱
    @    ほどほどの生活ビールで乾杯    ビール
    @    声明の静かに流る蓮の花    蓮
    @    幸せは山のこなたの豆ごはん    豆ごはん
    @    炎天をものともせずに大伽藍    炎天
    @    堀辰雄の一節秋の立ちにけり    秋立つ
    @    風死すやマネキン一点見つめをり    風死す
    @    雨粒の光七色唐辛子     七色
    @    雲の峰勝負服で応援す    雲の峰       



  

    
 
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四谷シモン人形館   ④

2024-07-19 10:41:34 | 老人日記
     

シモン氏の歌っている写真。
まるで女性歌手そのもの。
美しい。
声が聴けないのが残念だ。

唐十三さんがお亡くなりなっとのはつい最近の事だ。
この有名な劇団で女優として活躍をしていたらしい。

      
         (ルネ・マグリットの男)

人形館の玄関口。
このお人形に圧倒された。
まだ見ぬ人形館全般が想像ができぬ、フランケンシュタインのような顔のお人形だ。

美しく妖しいお人形が部屋を開くといるなんて、このお人形から想像が出来る?

      
         (少年)

可愛い少年のお人形。
洋服を着てネクタイを結び、少し昔の洋服だけれど、履いているブーツかして、洋館に住んでいるおすましのお坊ちゃまだ。

     
      

そして、齢の離れたお姉さま。
生意気そうな二人の会話が、もれ聴こえそう。

全体に洋服を着たお人形は三体。

      

そして、シモン氏とおぼしき胸像のお人形。
胸をはだけて、ものうげに老をかこっていると言えば叱られるかな。
何か意味があるなだろうけれど、あえてそれは私のような凡人が詮索をすることでないような、、、。

ただ、舞台で唄っている写真のシモン氏と同じ人だとはとは思えない。

着るものをまとったお人形はこれだけだ。 
      

     

そして、創作中のシモン氏の写真。

どこかで聞いたような?名前にも記憶が無く、人形作家だとも知らず。坂出方面に息子と遊びに行った。

何かの拍子でうろ覚えだったシモン氏の人形館を駅前の観光案内書で尋ねた。
受付にいた二人の男女、まったく知らないといっても過言では無い案内ぶり。
知らないのだ。

有るらしい場所は判ったが、まるで、、、、

道が無いような口ぶりで駐車場なんて無いような、、、お粗末な案内ぶりだった。

坂出に行って、見物する所が無いから、ふと思い出した人形館を訪ねたのが正直なところ。
案内人の無知さ加減、名前だけしってるような私、、、どっちもどっちだ。

しかし、何んとまあ、立派な建物に驚いた。

       

鎌田醤油の一角に大きな門扉。
ここを入るとシモンの館が、、、

期待以上、それ以上のシモン人形館である。













昨日のしりとり俳句。
     @    爪をきるしぐさ父似や蚊遣火    爪
     @    その中の紅い病葉拾ひけり    病
     @    みどり児の鼻ちょうちんや天花粉   鼻
     @    向日葵の迷路誰あれかゐませんか    向日葵
     @    青林檎よれよれジーンズ愛しをり    よれよれ
     @    街灯一基かはたれどきのプール    プール 
     @    尻もたげ空豆を干す尼御前     空 

しりとり俳句の楽しい事。
何が飛び出すか。
どれも経験を抽斗からつまみ出した。


     
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懐かしの母校へもう一度

2024-07-18 10:21:58 | 老人日記
   

母校のある町             

      


昨日の新聞記事で私の母校が載っていた。

卒業生を対象に母校訪問ツーアー「大人のオープンスクール」のイベント
が開かれるらしい。
卒業生からの懐かしむ声を受け、@@@観光ビュ-ロウが初めて企画をしたと、、、。
60才代から大学生まで幅広く問い合わせがあると言い、
「校舎などをもう一度歩き、青春時代を振り返っていただければ、、、」と企画者の声。

校舎やグラウンド、体育館、渡り廊下を見学。
歴代卒業生の集合写真が飾られている、校内の歴史館も訪問するらしい。

    

藍の街として栄えた。
司馬遼太郎が訪れ、「街道を行く」にも詳しく書かれていた。

土手の向こうに吉野川が流れ、その後ろの山は四国山脈。

私は落ちこぼれ生として、勉強よりも読書に励んだ。
授業が終わると、いつも図書館ですごした。
司書さんが、新刊書が出ると一声かけてくれた。
勉強なんてね~。そうだ、挫折ばかりやっていた。
しかし後悔は無い。


思い出深い場所として、苜蓿の咲いている運動場。
ここは、かってのグライダーの練習場で長いスロープがあり、旧制中学の時代に学生のグライダーの練習場所だったと聞いていた。

「苦楽を共にした友人を誘って、訪問ツアーに参加をして下さい」
卒業時、トップで答辞を読んだ友人は大手を振って参加できるか?
私は劣等感の塊だから、皆に顔をさらすことなど無理無理。

80才を過ぎた、、、生きているかな、あの彼、あの彼女。

良い企画が「四国遠近」に載っていて、久ぶりに少女時代に還った。
我が母校も捨てたもんじゃないな。。
大手新聞に特集を組まれるなんて。












    

昨日のしりとり俳句
     @   陶の椅子さるすべりの枝ゆさゆさと     さるすべり
     @   あやめ人形ややこの産毛光りをり    産毛
     @   夏うぐいす森覆ひたるさるおがせ    さるおがせ
     @   大西日虚し暖簾を押すばかり    西日
     @   梅雨出水小さき渦のむ大き渦    梅雨出水
     @   象さんのお鼻の如雨虹生るる     如雨露
     @   卯の花月夜あるかなきかの風の筋    卯の花

おさまつさま。
尻とって、どうにか俳句が詠める。

  





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四谷シモン人形館  ②

2024-07-13 11:34:23 | 老人日記
          

受付の女性が大きな金庫があります。
開口一番に、そこを開いてご覧になって下さいと言った。


      
       (目前の愛 1) 1995年作

重い扉の金庫を開くと、このような象が設置されている。
その横に

     
      (キリエ。エレイソン3)1997年作

まか不思議な表情の胸象が。

ここで展示をされている象の顔は概ねこんな顔ばかりだ。


       

それを撮っている、何も理解のできてをらぬ田舎の婆さま。

淡翁荘には、まるでシモンの人形を迎えるために存在していたかのようだ。人形たちは、昔からその場所に飾られることが決められていたように、ぴったりと洋館の内部に納まっている。
金庫の中のお人形も然り。

        

この若い男性の人形は常識的で私も理解ができそう。
妖しさの中のクールさに大人の美学を感じさせると、 「三上 満良氏 (宮城県美術館副館長)」が評をしている。

       

髭もじゃの原始人のような人形にもきっと魂が籠っていて、夜な夜な歩きだしたり、飾られた人形同志がおしゃべりに花を咲かせていると想像をすると楽しくなる。



     @   シオン人形闇に蠢く男梅雨











今日のしりとり俳句

    @    ラッパ吹くからくり人形大夕焼    ラッパ
    @    あっぱぱ元気印の老夫人    元気
    @    陵へ古き鳥居や時鳥     鳥居
    @    よつぱらい如き夏蝶ひいらひら   ひらひら
    @    雲一つ無き空蚊遣火のけむり    蚊遣火
    @    雨粒につややかなりぬ七変化    つややか
    @    炎昼の横断歩道に立ちすくむ     炎昼 


    









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