
大阪水曜ほっと集談会一世です。
おはようございます。
自己内省が働き、言いたいことも言えず、コツコツとがんばり、尚且つ自分を責める傾向の強い神経質性格と呼ばれている私たちです。
損だなと思ってきました。
しなし今はそのようには、まったく思いません。
果たして、正直者は馬鹿を見るのでしょうか?
長年職場や自助グループや趣味のサークルなどで活動してきて、必ず目立たないけれど誠実な人がいました。
馬鹿なリーダーがそれを見抜けないだけで、そのような人が組織を陰で支えているのです。
今はそのような人とのみ関わりたいと思います。
そのことを実感させる言葉に出会いました。
先日NHKのとある番組で箱根駅伝優勝の青山学院大学の原晋監督が興味深いお話をされていました。
要約しますと一時期勝つために才能のあることを最優先に選手をスカウトされたそうです。
結果は惨敗!
一部の規律を守らない部員のためにチームワークが乱れ勝てなかったそうです。
それ以降才能も大事ですが規律やルールを守る道徳心のある学生をスカウトするようにされたそうです。
更にチーム内で起こった問題や失敗を個人にすり替えるのでなく、チームとしての課題にフィードフォワードすることを推奨されています。
私は今自助グループでチームとして活動していますが、一部の突出したリーダーは不要だと思います。
組織が弱体化しているときほど、互いを補い合うチーム力が必要なのです。
※今日の心に響く言葉(青山学院大学 原晋監督インタビューより)
※個人の集合体が組織なわけですが、個人がそれぞれの目標に向かって取り組んでいく中で、何か失敗をすることもありますよね。
そのときに、従来の日本の教育ではフィードバックを行ってきました。
その個人がやったことに対してダメだしをしていたわけです。
一方で私は“フィードフォワード”を推奨しています。
個人がやった失敗を個人の問題ではなく、組織の問題としてとらえる。そしてどうしたらよりよくなるのか、みんなで解決策を話し合っていく。
一人を責めないという方策を、チーム内で共有しています。※
優勝するようなチームには偶然はなく、緻密に計算された理由があるのです。
私はそれを自助グループ活動で学んでいます。

2024.3.5 一世
※(NHK 2023年12月15日放送「首都圏情報ネタドリ!」より抜粋)