大阪水曜ほっと集談会一世です。
森田療法と出逢った場所がある。
当時私は、17歳であった。
なだらかな小さな丘が見える海辺の民宿である。
ここは私の青春の場所でもあったような気がする。
若い頃音楽サークルの仲間と訪れた場所でもあり、私の心のホームタウン。
心が疲れたり逆に高揚感に包まれたとき、時々訪れる場所である。
昨日思い切って行ってみた。
波間がキラキラと輝く、眩しい!
45年前のあの日もそうであったのだろうか?
不安で不安で将来が全く見渡せない自分がそこにいた。
自助グループとは何かも知らず叔父のすすめで参加した一泊学習会。
自分はとぼとぼと、ここから自分の足で人生を歩き始めたのだ。
今再び人生を統合するために、ここを訪れた。
近くには美しい梅林もある。
三世紀頃、命がけで訪れたであろう渡来人の古墳もある。
さまざまな思いを寄せながら海辺を散策した。
小学生がサッカーボールを蹴っている。
中学生がスマホゲームで遊んでいる。
すべてはあの日あの時の純なる心のなせる業であった。
幸せ以外の言葉が見つからない。
森田療法の素晴らしさを、そして自助グループで出逢った仲間の素晴らしさを、これからも伝えていきたい!
2024.3.20 一世