大阪水曜ほっと集談会一世です。
おはようございます。
昨夜は久しぶりに親子三代全員が揃っての家族団らんでした。
一見何気ない普通の光景ですが、私にとっては特別な時間でありました。
単身赴任生活が長かったこともあり家族全員で食事をすることは本当にまれでした。
これから小学校に入学する孫の話や次女の転職、長女の子育ての話を聴きながら、それを陰で見守ってくれている、83歳の私の両親が元気で居てくれることの幸福感に包まれました。
以前精神科医の和田秀樹さんが老年期は人生の統合であるという意味のことを言われていました。
気になって調べてみますと、人生の統合性とはアメリカの発達心理学で有名なエリクソンが提唱した概念で、60歳過ぎ以降で直面する心理的側面には「統合性」と、それと対の関係をなす「絶望」があるとされています。
エリクソンは老年期について、自分の人生を見つめ直す期間だと言います。
自分の人生とこれから待つ死に対し納得感と安心感を得るのが「統合」であり、恐怖と後悔にさいなまれるのが「絶望」だとしています。
私にとっては、まさしく森田療法が人生の統合の後押しをしてくれており、サポートをしてくれていることに気がつきました。
あなたは老齢期を人生の統合とみなしますか?
それとも絶望とみなしますか?
今そのことを問われている年代に入ったと感じている一世です。
2024.3.17 一世