「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

1月15日(水)14時~・1月21日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会&新年会を開催します

比嘉先生に学ぶ~コロナ危機の時こそ森田療法~

2021年02月22日 07時36分20秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日ZOOMを使った大阪水曜ほっとオンライン集談会を開催し、皆さんで比嘉先生の生活の発見会50周年記念講話を視聴しました。

ZOOMというアプリは本当に便利で森田関連の資料や動画ビデオを共有できます。

ブレークアウトセッションという機能を使って、グループ分けが出来て体験交流もスムーズです。

オンライン集談会を開催希望の方は是非ご連絡ください。

それはさておき比嘉先生の講話の中から、コロナ禍の中の今こそ森田療法の考え方が活かされることを改めて学ばせていただきました。

以下比嘉先生より

★コロナ危機であらためて日々の日常生活こそ大切だと気付いた。

★自分の力では、どうにも変えられないものを受け入れ、変えられるものは変えていく。

 そしてそれを区別し、出来ることに目を向けていく

★重大な危機の時ほど変化や成長のチャンスである。

★治った先輩が後輩をサポートすることで、自己洞察が深まり大我に目覚める。

 これは助力者原理と呼ばれ、自助グループの基本であるというお話に共感させていただきました。

今から40年前に比嘉先生のお父様である水谷啓二先生の体験記を読んだ時の感動が蘇りました。

森田療法の教えが時代を超えて、時には今の時代に姿を変えて脈々と受け継がれていることに感動を覚えます。

是非いつか比嘉先生を私たちの集談会にお招きしてお話を伺いたいです。


2021・2・22 一世


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感謝できる人は強い人

2021年02月21日 06時05分51秒 | コラム 

この挑戦は、本当に多くの方々の助けがあって成し遂げられたと思います。

この感謝の気持ちを忘れずに、また新たな挑戦の道を歩んでいきたいと思います。

今後とも応援よろしくお願い致します!

「プロラグビー選手・福岡 堅樹氏(ふくおか けんき)・ラグビーワールドカップ2019日本代表選手」

 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

2019年ラグビーワールドカップに日本中が熱狂した。

普段あまりスポーツに関心のない私ですが本当に感動した。

特に福岡 堅樹選手が大好きだった。

その福岡選手が、念願の医学部に合格と報じられ、さらに感動した。

有言実行、それにしても世の中には才能がある若者がいるものだ。

大げさかもしれないが日本の未来も明るく見えた。

それにしても不思議である。

福岡選手のような稀有な能力を持つ人でも感謝を口にする。

一方で職場でもプライベートでも、相手のことを思って心を込めて接しても感謝されないことがある。

逆に誤解され逆恨みをされそうになったこともある。

そうかと思えば特に考えることなく普通に行ったことに深く感謝されることがある。

私は思う。

感謝できる人は強い人である。

以前にも書いたが、私が10代から20代にかけて森田の教えを受けた河野基樹先生は、感謝という言葉をよく使われた。

福岡選手の記事を読んで、河野先生の言葉を再び読み返している。

「情、感謝といったものが兼ねそなわれば神経質者の良さがますます発揮できるのではなかろうかと考えます。」

私も還暦を前に次の人生に向けて挑戦したいことがある。

大いに勇気をいただいた。


2021・2・21 一世


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何一つ無駄なことはなかった

2021年02月20日 07時11分21秒 | コラム 

過去は変えることができないけれど、過去の意味は変えることができる。

梯 實圓氏(かけはし じつえん)日本の仏教学者・僧侶」


大阪水曜ほっと集談会一世です。

森田の学びを続ける中で過去に対する見方が少しづつ変化してきたような気がする。

神経質性格を肯定出来るようになったからかもしれない。

さて今年35年目のサラリーマン生活が、まもなくスタートする。

どうしてもやってみたいと思い転職して、現在の仕事に就いて30年になる。

好きな仕事ではあったが、その間心折れそうな日々は一度や二度ではなかった。

プレッシャーで押しつぶされそうになり寝られない日もあった。

しかし他の仕事では得られない感動的な体験や感謝の言葉もいただいた。

辛く苦しい思いしかないと思って来たが、今は何一つ無駄なことはなかったと思う。

大阪に単身赴任をしたことで、現在の大阪水曜ほっと集談会に出会い心の交流が出来た。

仕事で嫌々覚えたオンラインを活用することでコロナ禍の中でも集談会を開催できた。

親子ほど離れた社員と仕事をする中で、まったく違う価値観や子供の気持ちを少しは理解することが出来た。

あんたは、まっすぐな人やなと白か黒かの極端で融通が利かない性格傾向を指摘され悔しい思いもした。

しかしそのことにより自分の偏りに気づかされた。

神経質のため、びくびくはらはらの行動ではあったが、軽率に動くことにより取り返しのつかない重大な問題を引き起こすこともなかった。

森田の学びにより職場でも人間観察をするようになり、人をうわべの肩書や地位で判断しなくなった。

何よりもひどく落ち込むことで、人の気持ちが少しわかるようになった。

森田先生は神経質者の心の転換のもたらす結果についてこう述べられている。

人を満足させ、人の便利を考え、人を幸せにするためには、自分が少々悪く思われ、間抜けと見下げられてもしかたがない、というように大胆になれば、初めて人からも愛されるようになり、善人と言われるようになるのであります。

どこまでも、愚鈍なくらい神経質であり続けたいというのが、今の私の心境である。


2021・2・20

 

 

 


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男の生きづらさと森田

2021年02月19日 08時12分27秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

オリンピックの女性の会長さんが決まり安堵しています。

女性の理事を4割にと言われており良いことです。

発見会も女性の理事や支部長などを増やしましょう。

男の生きづらさなどと書くと「あんたは、生きづらいほど家事や子育てをしてきたんかいなと」言われそうですが、男はこうあるべきという刷り込みは私にも少なからずありました。

先日娘婿が、孫のおむつを替えていて偉いなと言ったら、「そう言えばあんたは何もせんかったと」嫁と娘から集中砲火。

共働きで家事を分担しながら子育てをしている娘夫婦がうらやましい。

12年間の単身赴任生活で、家事の苦労はわかりましたが、子育ての苦労は?です。

森田先生の形外会の記録には、まき割り・水やり・風呂焚き・おつかいなど生活に即したことが多くみられます。

理屈に偏りやすい神経質性格を見抜かれていたものと考えられます。

先日拾い読みした雑誌の記事に、偉い大学の生物学の先生が男性は脳の構造からお鍋を温めながら掃除機をかけたりネットに入れるべき洗濯ものとそうでないものに分けたりする条件反射的な動きやそれを同時進行で回していくマルチタスクのような動作が苦手と書かれていましたが言い訳ですね。

そういえば集談会でも、男性は仕事か、あるがままとは何か?とかの話題が多いです。

女性は、仕事、家事、介護、子育てに趣味に芸術と話題が豊富ですね。

ああ、娘よもう一度赤ちゃんに戻って私に子育てをさせてほしい。

そうすれば嫁に行くのも24年延びるであろう。


2021・2・19 一世

 

 

 


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傷ついたっていいじゃないか。

2021年02月18日 04時36分13秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

若い時は心が傷つき立ち直れないように思うことも多かった。

そのような時代が長くあった。

くよくよする自分が嫌で嫌で仕方がなかった。

しかし傷つくことは、不必要なことなのか?

以前にアコヤガイ(別名真珠貝)は、海の中の虫や砂なる異物を取り込むことで異物を包み込みあの美しい真珠を生み出すと聞いたことがあった。

ああそうなのか!

人もまた外部から与えられる心の傷を取り込み包み込むことで人として完結するのかもしれない。

自分と違う者、自分を否定するものを受け入れることは辛い。

しかし時には、排除するのではなく包み込むのだ。

私は、プライドが傷つくという若者が嫌いだ。

そんな小さなプライドなんかさっさと捨てちまえ!

もっと若者らしいひたむきさや一途な思いがあっても良いではないか。

人からどう思われるか?

そんな小賢しいことより馬鹿みたいに突っ走って傷ついたっていいじゃないか!

結果として毎日、毎日くよくよ思い悩んでもいいじゃないか。

これはかつて、失敗を恐れて石橋をたたいて叩き割って進まなかった私への怒りのメッセージである。

人は失うことがあれば、必ず新しい出会いに恵まれる。

知らず知らずのうちに面の皮が分厚くなって傷つくことが減った。

傷つくことも感性のひとつかもしれない。

58年間生きてきてそう思う。

時々あなたは、強い人ですね。

と言われることがある。

 強いも弱いもない。 

傷を少し早く癒す老獪さが身についただけである。

しいて言えばただ、自分の人生を引き受けようと決めただけである。



2021・2・17 一世

 


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