春の花を撮りに大船フラワーセンターへ行く前に足をのばして龍宝寺へ。
山門から本堂までの両側には、5月になるとシャクヤク、ヤグルマギク、ポピー、マーガレットなどが咲き乱れ、知る人ぞ知る花のお寺です。
JR大船駅から徒歩で住宅街を抜ける途中、元は住宅が建っていたと思われる空き地に2本のシダレザクラが立っていました。
ちょうど4~5分咲きぐらい、今年初めてのシダレザクラは春の 到来を教えてくれているようでした。
木はそれほど大きくは無いのですが、木全体が真っ白に見えるほど花がたくさんついていて、それは見事でした。
他の場所では雄株は普通に見ることができたのですが、雌株はなかなか見つけられずにいました。
ここでは雌株ばかりが生えていて、道路を挟んだ反対側の空き地にはたくさんの雄株でしたから、住み分けをしているのでしょうか。。
別名にハナダイコン、オオアラセイトウ、ムラサキハナナなどありますが、私的にはやはりショカッサイの名が一番。
中国原産の2年草で、江戸時代に渡来しました。
観賞用に栽培をされていましたが、野生化しているものも多いそうです。
実際、鎌倉では寺社の裏山や道端の空き地などで群生をしているのを良く見ることができます。
前日の荒天にも負けず、白い花を空に向けて咲かせていました。
( 2012年4月1日撮影 鎌倉・龍宝寺 )