まだ耕されてない田んぼには、ヒメオドリコソウやオオイヌノフグリなどがここぞとばかりに花を咲かせています。
そして遠目にはネコノメソウに間違えてしまいそうな「トウダイグサ」も…
「トウダイグサ(燈台草)」 トウダイグサ科トウダイグサ属
全体の形が油を入れた皿を置き灯をともす、昔の燈台に似ていることから付いた名です。
日当たりのよい畑や道端などに生える20~40cmの2年草。
拡大をしてみると何とも面白い姿をしています。
私がいつも参考にしている「山渓ハンディ図鑑 野に咲く花」には
“茎の先にはやや大型の葉を5個輪生し、葉腋から放射状に枝を出す。各枝先には2~3個の総苞葉に抱かれるように小さな杯状花序がつく。腺体は楕円形。子房は平滑。蒴果は直径3mmで熟すと3裂する。”
と書いてありますが、、、難しいですね。
トウダイグサと同じ仲間の「ナツトウダイ(夏燈台)」です。
名前に「夏」と付いてますが、トウダイグサ科の中では一番早く、春に花をつけます。
丘陵や山地に生える高さ20~40cmの多年草で、この株はスミレやヒトリシズカが咲いていた山の斜面に生えていました。
杯状花序の腺体は紅紫色の三日月形で両端がとがり、クワガタムシの角のように見えるのが特徴です。
( 2012年4月7日撮影 横浜・舞岡公園 )