今日も身近な場所で撮った花たちをご紹介したいと思います。
一般的な青色のは先日ご紹介をしたのですが、ピンク色のはたぶん初登場だと思います。
左のは昨日アップをしたノミノツヅリと同じ場所、砂利敷きの駐車場で、右のは住宅展示場の芝がはってある斜面で撮ったものです。
花の直径は2㎜程度ととっても小さいのですが、どこにでも生える逞しさはユーラシア、アフリカ原産の帰化植物だからでしょうか。
左右、同じタチイヌノフグリなのですが、撮影中葉の間に首をすくめて入っているような花が、ぴょこっと首を伸ばした瞬間を目撃。
撮影をした日は、結構気温が高く日差しも強かったので、暑くなって伸びたのでしょうか…
面白いことをするものだと、ちょっと笑ってしまいました。
キュウリグサと花の色と形が似ているので間違えやすい「ハナイバナ(葉内花)」
ムラサキ科ハナイバナ属の1~2年草です。
“ヤマルリソウ”や“ワスレナグサ”“キュウリグサ”などが同じムラサキ科で、花の構造はそれぞれ個性はありますが良く似ています。
“葉内花”の名は、茎の上部の葉と葉の間に花をつけることによるそうですが、“は(葉)・ない(内)・はな(花)”とは良くつけたものだと感心してしまいました。
道ばたや畑、庭などにごく普通に見られると図鑑には書いてありましたが、キュウリグサほどはどこにでも…という感じではないように思いました。でも、キュウリグサの隣りに株があったりという場面もありましたので、意外にキュウリグサと思って見過ごしているのかもしれませんね。
花の直径は2~3㎜とキュウリグサと同じ大きさです。ガラス細工でできた王冠ようなものが中心にあり、とてもきれいです。
幼い頃、この草を摘んでセーターの胸につけて「ブローチ♪」なんて遊んだ記憶があるのではないでしょうか。
アカネ科ヤエムグラ属の「ヤエムグラ(八重葎)」です。
幾重にも折り重なって生えるのでこの名がついたそうです。
人里近くの藪や荒れ地に普通に生える1~2年草。
茎や葉に逆向きの棘が生えていて、これで他のものにひっかかるのだそうです。
茎の先や葉の脇から花茎をのばし、小さな(2mmほどでしょうか)黄緑色の花をつけます。
一つの花に2つに分かれた果実(2分果)をつけ、直径2mmの果実の表面にはカギ状の毛があり、衣服などによくくっつきます。このカギ状の毛を画像拡大して見ると、どうしても春雨に見えてしまって…
( 2012年4月28日撮影 )