連休初日の昨日は、近所をデジカメ散歩。
日本住宅公団(現在は都市再生機構)によって、農村地帯や山であったところを宅地開発された土地ですので、意外に思わぬところに思わぬ野草が生えていたりします。
少しずつその野草たちは姿を消しつつあるように感じるのですが、まだまだ探せばいろいろと楽しむことができます。
実家の前の公園の斜面で、今回初めて見つけました。
もう30年近く子供たちを遊ばせたり、小さな花を楽しんだりしていた公園なのに、自生のフデリンドウがあることは全く知りませんでした。
今まで一度見てみたいと思っていただけに、あまりにも身近なところで出会えたことにびっくり。。
花が咲いていたのは3株、あと小さな株がひとつだけでしたので、このままだれにも採られることなく毎年咲いてくれるといいなぁと。。。
花の名前は、茎の先につく花の様子を筆に見立てたものだそうです。
普通のリンドウに比べ、花弁の切れ込みが深く、花の長さは2~2.5cmとかわいい姿です。
公園内には「タチツボスミレ」や「ヘビイチゴ」の花も咲いています。花探しをしながら、うっかり踏んでしまわないように抜き足差し足です(笑)
砂利敷きの駐車場で咲いていた、花径5mmほどの小さな花「ノミノツヅリ(蚤の綴り)」 です。
葉をノミの綴り(粗末な衣)に見立てた名だそうです。
道ばたや荒れ地、畑などに多い草丈10~25cmの1~2年草です。
小さな花ながら、砂利の間からでも芽を出し花を咲かせる、逞しくて可憐な花です。
駐車場のフェンスの内側には「ノボロギク」と「マツバウンラン」も咲いていました。
駐車場でうずくまり座り込んで撮影をするのは少し(実はかなり…)恥ずかしいのですが、小さな花との時間は楽しいものです。
( 2012年4月28日撮影 )