待ちわびていた桜の花がやっと、そしてあっという間に咲き始めました。
鎌倉・本覚寺のシダレザクラはすでに満開を迎えてしまっているとの情報が…
強風や豪雨、そして今日は春雷と雹、花たちにとっては受難続きです。
この週末がきっと桜の見頃になると思いますので、明日は“いざ!鎌倉!!”
****************************************************************
一週間前の大船フラワーセンターで撮った花たちを、数回に分けてご紹介したいと思います。
園内入り口のほぼ正面奥には、大きな「サンシュユ(山茱萸)」の木が数本あります。
「春黄金花(はるこがねばな)という別名があるように、黄金色の花は春の訪れを感じさせてくれます。
また晩秋になると楕円形の紅い実をつけることから「アキサンゴ」の名もあり、春と秋に2回彩りを楽しむことができます。
サンシュユの木の下は、早春の花が植えられているお気に入りの場所。
福寿草はさすがに葉っぱだけになっていましたが、ヒメリュウキンカ、ユキワリイチゲ、キクザキイチゲ、そしてニリンソウ、コチャルメルソウなどが咲き競っていました。
キンポウゲ科の多年草で、園芸用にヨーロッパから入ってきたそうです。
耐寒性が強く良くふえます。サンシュユの木の下の囲いから這い出して花を咲かせているのもいますが、囲いの中の花を撮ろうとする人に踏みつけられている子も。。
それでも、花茎を伸ばして咲いています。
ヒメリュウキンカに負けじと咲いている「ユキワリイチゲ(雪割一華)」「キクザキイチゲ(菊咲き一華)」そして「ホトケノザ(仏の座)」、ここの場所は春爛漫です。
キンポウゲ科イチリンソウ属で、山麓の林の縁や林内、竹林、土手などに生える多年草です。
茎葉は3枚輪生し柄はありません。春になると茎葉の間から普通2本の長い柄を出して、先端に1.5~2cmの白花を開きます。
和名の二輪草は2個の花をつけることによりますが、1個または3個のこともあります。
北鎌倉にも自生しているところがありますが、年々その場所は狭まってきています。
ヒメリュウキンカから少し離れたところに思いがけず「コチャルメルソウ」がありました。
今まで何回も訪れている場所のはずなのに、見つけたのは今回が初めて。
今年は開花が遅れた分、例年は時期がずれて咲く花たちが一度に咲いたせいなのかもしれませんね。
裏高尾・日影沢のコチャルメルソウは魚の骨のように見える花弁が紅紫色でしたが、ここフラワーセンターのは黄緑色をしていました。
( 2012年4月1日撮影 大船フラワーセンター )