腕の挙上

アメリカンタイプのバイクに乗っている人の中には
ぐにゃりと上に曲がったハンドルをとりつけ
両手を上にあげて　
万歳をしているような状態で走行している人がいる

はじめて見かけて時には
なんと自虐的なことをするのだろうと思ってしまった

腕を上げれば
指先の血流が悪くなり
時間が経てば随分つらい状態になるのではないでしょうか

当然長時間のツーリングには向かないですよね
まあツーリングをするつもりはないのでしょうね

腕をあげたままといえば
理科で習ったカシオペア座は
ずっと休むことを許されないで
腕をずっと挙げた状態で天空に上げられた王妃
を表しているのでしたね　あまり詳しくは知りませんが・・・

炎

サイレンが響く
消防車や救急車　パトカーが集合していく
丘の麓を見ると煙が立ち上っている

炎は見えないが
空に向かう煙は勢いがある

救急車輌が入れる十分な道があったのだろう
有効に放水ができたようで
煙は黒から白へと表情を変え
ほどなく見えなくなった

消火活動開始も早かったのだろう
煙が広がることもなく鎮火したのはなによりだ

炎の扱いは難しい
小さいと思って油断していると
立ちどころにその勢いを増すことがある

炎の小さいうちに上手にコントロールする
それを学び続けるのが
生きるということなのでしょうかね

落ち葉

アスファルトの上を
カラカラ　カサカサ　
と落ち葉はふきやられてくる

風が頬を体を包み　過ぎていく

乾ききった葉にも
命があるように思える

死んだ後にも
次への生を内在しているからだろうか