Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

目覚め

2012-11-27 | 想い・雑感
睡眠は深くなったり浅くなったりを繰り返すという
それにはリズムというものがある

目覚ましのなるタイミングが
睡眠の浅くなった時であれば
スッと目が覚めるものが

鳴っているのに気づいても起き上がれない時から
鳴ったという記憶すら残らない時まである
こんな時は余程眠りの深い時に
目覚ましが活動したのだろう


ここのところ寒さが厳しくなり
朝バイクのエンジンをかけるときなどは
まさに深い眠りから覚まそうとしているような感じだ

セルの周り始める勢いが弱いうえに
エンジンが始動しても
その音がこころなしか弱々しく
快活さを感じない

いたわりつつ走り始めてしばらくすると
ようやく機嫌が良くなってくる

一度バッテリーチェックをしてもらわなければ
寒い朝には眠りから目覚めてくれなくなるかもしれない

基準の変化

2012-11-27 | 医療・病気・いのち
癌の再発が確認されたときに
腫瘍マーカーも上昇している場合には
その後の治療効果判定に
その腫瘍マーカーの増減を指標として用いる

抗癌剤治療を開始して
その値がぐんぐん下がると
患者さんも 家族も 私も うれしくなる

でも ほぼ正常になったところで
次に少し増えたりすると
その次にはさらに増えるのではないか
つまり現在の薬が効かなくなったのではないか
とどきどきすることになる

すでに適応となる薬を使ってしまい
次に使用できる薬がないという状況で
マーカーに怪しい動きが見られると
もっとどきどきし 不安になる

癌が最初に見つかったときよりも
再発が見つかったときのほうがショックが大きいといわれる
さらに
積極的治療方法がなくなったときにはさらにショックが大きいと言われる

そうなってくると
患者さんそれぞれの人生観 人生哲学が
大きな意味を持ってくることになる
損得なんていう価値基準とはまったく異なる世界へ
飛び立つ必要が出てくる

飲み会

2012-11-27 | 想い・雑感
全国的な企業に勤めていた方が同窓会を開くとなると
会場は会社のある都市
それも大都市で行われることが少なくない

胃全摘を受けもう7年が経過するMさんも
かつての企業戦士
年末には大阪でかつての仲間と同窓忘年会だそうだ

良く食べよく飲み
人からはMさんに胃がないなんて事は信用されない
せっかく同窓会に出席しても
飲み食いが出来なければ
楽しみも半減ですから
Mさんは十分に楽しんでいる様子

飲むほうでは
ちょくちょく奥さんとの間でささやかな争いがあるようだが
いつもお元気

もう術後5年を経過したので
そうそう受診していただかなくていいのだが
通院が生活の一部になり
時に行う結果に問題がないことで安心し
ということで大体月に一回は受診される

長い付き合いになるといいな
と思う

適応

2012-11-27 | 想い・雑感
胃切除後の出来上がりをみてみても
同じように出来上がっている場合でも
術後の食事摂取量には大きな差が出ることがある

退院の頃には術前と同じくらい食べられる人がいると思えば
なかなか食が進まない人もいる

食べられない人でも透視検査をすればスムーズに流れるので
食べられないのは
食欲自体が出ないことと
胃と胃につないだ腸の動きの回復が悪いこと
が影響しているのだと思われる

でも食べられない人の多くは
月日と共に改善する
中にはある日突然という感じで
摂食量が増える人もおられる

人の体というのは
なんとか状況に適応し
具合がよくなるようになっていく

本人の工夫や医者のさじ加減も多少寄与するかもしれないが
体が持っている本来の力というのが
やはり素晴らしいと感じる