好き嫌い

好き嫌いを無くしましょう

昔学校ではこのように言って
給食の食べ残しを
許さない雰囲気があった

私は好き嫌いがほとんどなかったので
別段辛くもなかったが
随分無茶な話である

好き嫌いがあるのが人間だろう

それを認めない教育というのは
軍隊教育なのだろうか
絶対服従の世界

個人の思惑など
踏みにじられる世界

私は
おおらかな世界に
住みたい

con sent

informed consent　インフォームドコンセント

説明と同意
という風に訳されている場合が多いようです

informationを与えられて
consent　同意する
という意味で
現在医療現場でよく使われています

この言葉は
知識を得て　意思を決定する
という流れを示しており
知　情　意　の情の部分が抜け落ちているように感じますし
そのような意見を読んだこともあります
以前このブログにも確かそんなことを書いたような記憶もあります

でも
con-sentという単語を考えてみると
con　一緒に　共に　まとめて
sent 　感じる　
という語源（語根？）からなっているわけですから
感じるという意味合いが実は含まれているのではないか

共に　感じる

つまり英単語の方のもとの意味には情の部分が含まれているのではないか
と思ったりもします

英語の語感に敏感な方
おられませんか？

情の部分まで含まれているなら
説明と同意　では味気ないですね

常ならぬ

気は進まないが
娘の自宅へ移る　とのことで
別の街へと退院していったMさん

若かりし頃はラガーマンとしてならしたらしく
昔の人としてはずいぶん立派な体躯をされていた
いや今でもかなり大きなほうだったろう

その方が亡くなったとのこと
一枚のＦＡＸがその地の病院から送られてきた

無常は現実であり真実であるが
私たちは心底それを実感することは難しい
しかしかつて在った人が
確かに今はいない
それを徹頭徹尾我が身に引き寄せて考えることができれば
生老病死もあたりまえと納得できるのだろうか

そこを納得した上で
無常観に黄昏るより
今を大切に歩みたいと思うのだが
そう思った心がまた
常ならぬものなのでむつかしい