~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
講演 十八
先の続き・・・
この実際にあった話を通して、
なぜ苦労させられたおばあちゃんが地獄へ行き、
苦労させたおじいちゃんが極楽へ行ったのかと、
この世的な矛盾があります。
その理由は、おじいちゃんは自分の心を苦しめることはなく
おばあちゃんは自分の心を苦しめたから、
こういう結果になってしまったのです。
自分の心を苦しめるということはこの世だけでなく、
あの世まで続くということですから、
心を苦しめないためにいろいろなことを知り、
苦しめない方法を学ぶことです。
思い方を変えること、
つまり大難を小難に切り替えていく思い方を
身につけることです。
現在、どんなに苦しくても、
もっともっと苦しい方もたくさんおられるというように
思い方を変えた時、自分の心が苦しまないはずです。
心を苦しめない生活を日々に行いますと、常に心が軽く、
光明を頂くことができます。
心を苦しめないから、神仏の光を頂くことができるのです。
自分の心を苦しめた状態の時に神仏の光が入ってくることは
絶対にありません。
常に心を穏やかに安らかに保つことによって、
神仏の光明を得ることができます。