線路はつづく

日々身近な神戸電鉄や 貨物列車の撮影中心に楽しんでいます 最近は 月いちで北条鉄道へも足を伸ばす様になりました。

糸魚川のミニロコ その1

2020-04-12 09:23:59 | 糸魚川のミニロコ

 今日は朝から雨 小降りなら明るくなれば散歩に出かけたいのですが もう少し様子を見る事にして 古い写真を見ていると こん

な写真が出て来ました かつて糸魚川にあった東洋活性白土工業に在籍していた 軌間2フィートのミニ機関車です。

 SL終焉期から始めた蒸気機関車の撮影も 日帰りで行けなくなった頃 糸魚川市の工場で働いているミニ機関車が有る事を知り 

夜行日帰りで撮影に出かけたことを思い出します。

 当時の記憶を思い起こせば 大阪を日付が変わる直前に発車する立山3号に乗り 朝の糸魚川に到着 工場が開くのを待って受付

で写真撮影をお願いすると 後は夕方まで自由に撮影ができました 聞くところによると社長が蒸気機関車が好きで ファンにも理解

があったと聞きましたが 今ではとても考えられない事でしょう。

 工場に入ると先ず休憩中の機関車を正面から。

    1975年4月23日撮影  新潟県糸魚川市 東洋白土活性工業

 

    

 

 そして斜め前から撮影しました。

 

    

 

 

  線路のそばには可愛いラッセル車もありました。

 

    

 

 豪雪地帯ならではでしょう 小さいながらも単線用の立派なラッセル車です。

 釜は 小さな足回りのB型タンク機関車です。

 

    

 

    

 

 クロスヘッドにロッド類を写しました。

 名版には 昭和31年協三工業製造と有ります。

 

    

 

 社名の上の6086の数字は何を意味しているかは知りませんが 当時日本で製造された最も新しい機関車でした。

 運転室も写しています。

 

    

 

 全てが小さいですが 水面計には現役を誇る様に 水が入っているのが見えます。

始めて工場を訪れた時 工場とは思えぬその佇まいの美しさに驚き 好く手入れされた機関車を見てまた驚き 受付で訪問の意図を

告げると 笑顔で迎えてくださった女性の姿に この会社の社風を感じずにはいられませんでした 1982年10月会社は解散し工場も

閉鎖 その後跡地はスーパーマーケットになったと聞きましたが 今では懐かしい思い出です。

    


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