線路はつづく

日々身近な神戸電鉄や 貨物列車の撮影中心に楽しんでいます 最近は 月いちで北条鉄道へも足を伸ばす様になりました。

思い出の関西本線

2023-05-28 16:27:54 | 気動車
 加島陸橋での撮影を終わり 駅に戻ると元町駅までの乗車券(420円)を購入 いよいよ関西本線・草津線大廻り乗車の始まりです。

 その前になぜ反時計回りにこだわるか お話しておきましょう、蒸気機関車終焉の時代 大阪に住んでいた私は 加太越えのD51牽

引貨物を写しに加太や木津へ出かけていました 当時は天王寺から電車で奈良へ行き 奈良で気動車に乗り継いででしたが 先日草津

からの大廻りの際 沿線の風景が当時とあまり変わっていない様に思え つい懐かしくなり当時を思い出して木津から柘植へ向かいた

くなった次第です。

 学研都市線の電車を木津で乗り継ぎ 加茂駅に着いたのが9時過ぎ 亀山行の列車迄は時間が有ったので 駅のホームをぶらぶら歩

いて時間を潰し 折り返して柘植に向かう列車の到着を待ちました。

 加茂駅に到着するキハ120二輌編成です。

            

    2023年5月27日撮影 関西本線 加茂駅    キハ120 306  普通 加茂行

 カメラを横に構えてもう一枚。

    

 

 加茂駅を発車した列車は 木津川に沿って東に進み 暫くすると柳生の里の玄関口 笠置に到着します。

 当時の関西本線の貨物は 加太越えに備え 奈良から後部にD51の補機が付き二輌での運転でした。

 足繁く通った加太越えですが 時には 時間をかけて一駅間歩き 気にいった場所で写したりしていました、今日は そんな中から

少しアップしたいと思います。

 最初は 木津駅を発車するD51牽引の貨物列車です。

    

    1972年7月撮影 関西本線 木津~加茂    D51 613  後D51

 駅の雰囲気は 当時とほとんど変わりありませんが 回りに家が建ち道路や踏切も拡張されていました。

            

    1973年4月撮影 関西本線 笠置駅    D51 940

 桜満開の笠置駅に到着した 上り荷物列車です 荷の軽い荷物列車は 一輌で運転です、大きな桜の木は 枯れたのか若い木に変わ

っていましたが 春には満開の桜が迎えてくれるでしょう 駅の下の瓦は キャンプ場になっていて 昨日は色とりどりのテントが並

んでいました。

    

    1973年3月撮影 関西本線 笠置~大河原    D51牽引 上り貨物

 笠置と大河原の間は 小さな峠になっていて 大河原を発車した貨物列車は 煙を噴き上げて通過して行きました 植林されたばか

りだったので 見通しは利きましたが 今は木が大きくなり 山肌は濃い緑に覆われていました。

    

    1973年3月撮影 関西本線 大河原~月ヶ瀬口    D51  上り貨物列車

 当時の人気撮影地ですが この辺りも木が大きくなって 様子が変わっていました。

 列車は やがて梅の名所月ケ瀬梅渓で有名な 月ケ瀬口駅に滑り込みました、この辺りはまた日本茶の茶所としても有名です。

    

    1973年3月撮影 関西本線 月ケ瀬口~島ヶ原    D51  荷44レ 

 島ヶ原を出た列車は暫く山間を走り 緩やかな勾配を駆け下りると 城下町伊賀上野に到着しました 伊賀上野では 大きなリュッ

クを背負った外国人のカップルが下車しました 今甲賀と並び外国人に人気の忍びの里なので 別に驚きもしませんが 当時では考え

られませんでした。

 伊賀上野を出た列車は 圃場整備された田圃の中をひた走り 佐那具・新堂を過ぎ やがて加太越えの西の入り口柘植に到着です 

加茂駅から一時間足らずの短い時間ですが ノンビリ楽しむ事ができました。


    2023年5月27日撮影 関西本線 柘植駅    キハ120 8  加茂行  キハ120 7  亀山行

 柘植駅では 二輌の「京都お茶のトレイン」ラッピング車輛の 並びを写す事ができました。

 加茂行が発車した後 ゆっくりと亀山に向かって発車して行きました。

    

                           キハ120  普通 亀山行 

 だだっ広い構内を 短い気動車が発車していきます 木津駅を始め 関西本線のどの駅も兎に角駅構内は広々していて 鉄道開設に当

たった先人の意気込みを感じますが 却って現実の厳しさを知らされました。

 この後奥に停車中の221系で草津に向かい 大廻り乗車を続けました その様子は また明日アップします。
 

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柘植駅のキハ120

2023-05-18 15:21:12 | 気動車
 昨日の大廻乗車の続きです。

草津駅から乗車した 221系普通電車で柘植駅に到着 ホームに降りると目の前に 二輌のキハ120が 並んで停車していました。

    

    2023年5月17日撮影 関西本線 柘植駅    キハ120 8  普通 加茂行  キハ120 16 普通 亀山行

 加太越えでSLが活躍していた頃 柘植駅にもよく来ましたが 当時の関西本線や草津線には 貨物列車や荷物列車が走っていて 

20パーミルを超える加太越えには 後補機が付いていました、駅構内も広く 側線には貨車や客車が停車していて 駅のはずれには

転車台もあり ホームから転車台に向かうD51の姿を見る事もできました。

 今は 転車台も撤去され 駅に出入りするのは 草津線の221系電車や 関西本線のキハ120だけ 小さな気動車が停まっているの

を見ると 広い構内が余計広く感じます。

 乗り継ぎ時間が短いので 此の一枚を写し跨線橋を渡り加茂行きに乗車し 木津に向かいました。

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いよいよ佳境の大廻乗車

2023-04-23 15:30:39 | 気動車
 元町から東淀川・山崎・草津と駅撮りを続け 草津からは いよいよ大廻乗車の佳境の草津線・関西本線に向かいます。

 草津を出た電車は 東海道本線から別れ大きく右にカーブすると 柘植を目指して南下します 草津を出て暫く民家が続きますが 手原を

過ぎ石部辺りまで来ると のどかな里山の風景が広がりやがて貴生川に到着 貴生川駅に停車中の信楽高原鉄道の気動車を横目に 更に南を

目指します。

 忍者の里甲賀を抜け 油日を過ぎやがて柘植に到着、柘植駅には 亀山行きと加茂行きの気動車が停車し 乗り継ぎ客を待っていました。

    

    2023年4月21日撮影 関西本線 柘植駅

 柘植駅に停車中のキハ120です 奥のホームには草津から乗って来た221系も見えます 時間に余裕が有れば もう少し駅からの風景も写

したかったのですが 乗り継ぎ時間はわずか2分だったので これ一枚を写すのがやっとでした。

 写真撮影もそこそこに 乗り込んだキハ120の単行は エンジンのうなりも高くユックリ柘植駅を離れると 西に向かって加茂を目指しま

す、柘植から関西本線に入り 緩やかに高度をさげながら もう一つの忍者の里 伊賀上野に到着します 伊賀上野を過ぎると再び山あいを

抜け 笠置付近から木津川に沿って走り やがて終着加茂駅に滑り込みました。

    

    2023年4月21日撮影 関西本線 加茂駅 

 加茂駅の留置線にキハ120が 2輌留置してありました。

    

    2023年4月21日撮影 関西本線 加茂駅    キハ120 7 

 キハの付かくからと思ってホームに向かいましたが 階段の降り口が閉鎖されていたので 手前のホームからの撮影です、お茶の京都 

KYOTO TEA COUNTRYの文字も見えます。

 此処で奈良方面への電車に乗り換え 木津駅で学研都市線の電車に乗り換え 最終目的地加島へ向かいました。

 木津を出て暫くすると近鉄京都線と並走 京田辺付近で北へ向かう近鉄と分かれ 大阪を目指し放出を過ぎ 鶴橋で環状線をくぐると地下

へ潜り やがて加島に着き大廻乗車は終了、加島で下車し加島陸橋から75レを写すと 元町・三宮・新開地と電車を乗り継ぎ帰宅しました。

 朝5時過ぎから夕方18時半まで13時間半 乗って写して楽しんで たっぷり一日楽しみました。

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