ここに昭和51年1月21日糸魚川駅発行の切符があります。
列車名は「つるぎ」 糸魚川駅発時刻午前1時21分 2号車B寝台3番中断です 切符には遅延特約のゴム印が押してあります。
この時も前夜大阪23時20分発の立山5号に揺られ 夜明け前の糸魚川駅に到着 目を覚まし電車から降りてビックリ 前夜大阪を
出る時は晴れていたのに 駅のホームは膝まで埋まる積雪です これでは東洋活性白土工業のミニロコは動かないだろうから 如何
しようかと考えていると 今日の大阪方面の列車は全て運休で 間もなく到着する「つるぎ」が 大阪へ向かう唯一の列車ですの案内
放送が聞こえてきました これでは考える余地はありません 急いでみどりの窓口に向かい「つるぎ」の乗車券を求めると 既に2時間
以上遅れているので 払い戻しの対象にはならないとの説明を受け乗車券を購入 1時間程待ってやってきた列車に乗り込むと 6時
を過ぎているので寝台は使用できませんの案内がありベッドも収納されていました。
糸魚川駅をでた列車は その後大した遅れもなく京都に到着しました 特急料金は発券時に説明を受けていたので納得できますが
どう考えても使用できない寝台料金の支払いは納得できません 当時夜行寝台の寝台使用時間は 21時から翌日の7時迄と決めら
れていましたが 7時を過ぎて運転する列車に乗車する場合 特急券のみで乗車できたはずですが この場合遅れて運転していたの
でこう言う決まりだったのでしょう。
その後仕事が忙しくなり この日が最後の糸魚川行となったのですが その後東洋活性白土工業は解散 ミニロコは一時愛好者グ
ループに引き取られたと聞きますが その後の事は存じません。