日豊本線都城は 東西に延びる日豊本線から枝分かれする様に 北に吉都線南に志布志線が伸び 機関区こそ在りませんで
したが 宮崎・吉松・志布志機関区のSLが 客貨列車を引いてやって来ていました。
停車中の機関車を外から良く見通せたので 列車を待つ間に写しました。
1974年1月00撮影 日豊本線 都城駐泊所 C55 52号機
スポーク動輪の美しいC55 52号機です 多くの門デフを装備した九州のC55・C57の中でも 異彩を放つ長方形のデフを持つ52
号機は ファンの間でも人気の機関車でした 若松機関区所属当時は 元のデフの下部を切り取ったような形でしたが 吉松機
関区へ移動後点検口が開けられ 当時と少し様子が変わっていました。
同じ年の夏に訪問した時は C57 187号機が写せました。
1974年8月00日撮影 日豊本線 都城駐泊所 C57 187号機
九州では珍しい標準型デフを装備したC57 187号機です 奥にはC55が停まっていました。
真横から見ると動輪の形状(ボックスホイールとスポークホイール)や ボイラー上部のドームカバーの形状の違いがよく分かり
ます。
志布志機関区には C58(志布志線)C11(日南線・古江線)の二形式のSLが所属していました。
1974年8月00日撮影 日豊本線 志布志機関区 C58 277号機
九州では珍しいC58ですが デフはしっかり門デフを装備していました。
撮影地に向かう途中 貨車の入れ替えをしていたので 駅近くの踏切から撮影しました 画面左側の小屋の中には ポイント操
作の為の駅員さんの姿が見えます。