線路はつづく

日々身近な神戸電鉄や 貨物列車の撮影中心に楽しんでいます 最近は 月いちで北条鉄道へも足を伸ばす様になりました。

大淀川を渡る蒸気機関車

2024-09-02 18:54:04 | 蒸気機関車
 八月もアッと言う間に終わりました 今日は 半世紀前に写したSL牽引列車をアップします。

1972年8月の撮影です。

            

    1972年8月撮影 日豊本線 宮崎~南宮崎        C11牽引  下り貨物列車

 C11牽引の下り貨物です 日南線の貨物列車は 志布志機関区のC11の牽引で 宮崎まで乗り入れていました。

            

                             C57牽引  下り旅客列車

            

                             C57牽引  下り貨物列車

 宮崎以南に向かう列車は 客貨とも美しく磨き上げられた宮崎機関区所属のC57の牽引で 原型や小倉工場型のデフを纏った 多士済々の釜が在

籍していました。

 蒸気機関車ではありませんが キハ82系「おおよど」も忘れられない列車です。

            

                             キハ82系  おおよど

 SLを待つ間にたまたま通過したので 中途半端な写真になりましたが 私が写した 数少ない「おおよど」の写真です。

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全線開通おめでとう御座います

2023-07-16 23:23:18 | 蒸気機関車
 昨日南阿蘇鉄道が 7年3か月振りに全線開通しました 2016年4月14日発生した熊本地震で被災し 比較的被害の少なかった

中松・高森間は 3か月半後運転を再開しましたが 第一白川橋梁を含む被害の大きかった中松・立野間も漸く復旧にこぎつけ 

昨日の全線開通にこぎつけました ニュースで白川第一橋梁を渡る列車を見ると SL撮影で訪れ当時の事が思い出されます。

 南郷谷を走るC12を写したくて 何度も訪れ写した中から いくらかアップします。

 第一白川橋梁を渡る C12牽引の混合列車です。

    

    1971年5月撮影 高森線 立野~長陽 

 バック運転で短い客車列車牽引のC12 252です。

    

 雪を被った阿蘇山を背に C12牽引の客車列車が 軽やかに下って行きました。

    

    1973年1月撮影 高森線 中松~阿蘇白川

 長いトンネルを過ぎ 長陽駅に向かうC12牽引旅客列車。

    

    1973年12月撮影 高森線 立野~長陽               

 雄大な阿蘇山を背景に 南郷谷を走るC12牽引列車です 以前女房殿との九州旅行の際 高森から立野迄乗ったのが最後ですが 

もう一度ノンビリ南郷谷の旅を楽しみたいですね。


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信楽にSLが走っていた頃

2021-12-03 20:09:43 | 蒸気機関車
 夕方テレビのニュースを見ていると 焼き物の町信楽の登り窯の映像が流れていました、信楽へはも

う50年も前になりますが SLが走っていた頃何度か訪れたことが有るので その頃の写真を探してみ

ました。

 信楽線の貨物は 亀山機関区のC58が牽引していました。

    

    1973年5月撮影 信楽線 信楽駅             C58形

 信楽駅で切り離された小さなタンク車を工場まで押し込み 空のタンク車を牽いて戻って来るところ

を 名物狸の焼き物と合わせて写しました。

 信楽への貨物は 亀山から草津線の貨物に併結され 貴生川で切り離されるとC58牽引で信楽に向か

います。

            

    1973年2月 信楽線 貴生川~雲井            C58 353

    



                                C58 66

 信楽で組成を終えた列車は 暫く休むと 貴生川へ戻って行きました。

    

    1973年5月撮影                     C58 353

 短い貨物を軽く引き出したC58 353 後は貴生川まで下る一方です。

 貴生川で草津線の貨物列車に連結され Ⅾ51に牽引されて亀山へ戻ります。

    

    1971年11月撮影 草津線 貴生川~江南         前D51 後C58

    

    1973年2月撮影 草津線 油日~柘植            C58形  1792レ

 平坦な草津線内は D51に牽かれノンビリ白煙運転です。
            

    1972年8月撮影 関西本線 柘植~中在家(信)      C58形

 中在家トンネル迄の急勾配では 黒煙を噴き上げ本領発揮です。



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最北の地を行くキュウロク貨物

2020-11-18 16:48:06 | 蒸気機関車
 日を置いて南から北へ上って来た9600形蒸機関車も 今日の宗谷本線の画像で最後になります。

 盆休みを利用しての北海道行 この年はC55の最果て鈍行撮影に充てましたが キュウロク牽引の貨物列車も写せまし

た。

 稚内に夕方到着する321レ(通称最果て鈍行)を写すには 前日稚内で泊まるか 夜行(急行利尻)で朝稚内に着くかしか

なく 盆休みを利用しての短い旅程では 朝大阪を飛行機で発ち 夜行で翌日の朝稚内入りし その日の夜行で札幌に戻り 

翌日の飛行機で大阪に戻るしか方法が有りませんでした。

 この時も貴重な一日は曇り空だったので 写したかった利尻富士バックは諦め 北海道らしくクマザサの生い茂る原野で 

最果て鈍行とキュウロク貨物を写しました。

 見渡す限りクマザサの生い茂る原野を かき分けるように伸びる線路を 短いキュウロクの貨物がやって来ました。

    

    1973年8月00日撮影 宗谷本線 抜海~南稚内           9600形  下り貨物列車

 宗谷本線の貨物列車も 線路規格の低い名寄から北は 名寄機関区の9600形の牽引でした。

    

                                    9600形  下り貨物

 クマザサの生い茂原野の中に 所々白樺の木が生えていました。

獣道すら見当たらないクマザサが生い茂る原野を 見当をつけて高みを目指してひたすら歩きましたが 所々細い溝が流

れていて真っ直ぐ進めず 難儀したのを思い出されます。

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常紋越えの9600形重連

2020-11-13 18:48:32 | 蒸気機関車
 北海道のキュウロクを語る上で忘れてならないのは 常紋越えと呼ばれる急勾配を 前や後にキュウロクを従え上る D

51牽引の貨物列車でしょう。

 前補機キュウロクと組んで重連で常紋峠を超える貨物列車です。

    

    1970年5月00日撮影 石北本線 生田原~常紋(信)       前補機9600形(69620)本務機D51 下り貨物列車

 生田原から常紋信号所に続く急で長い上り坂を 細い沢に沿って2輌の蒸気機関車が引っ張り上げるのですが 時には遠

く時には近く谷間に響くドラフト音を聞いていると 急勾配との格闘の様子が目に見える様でした。 

 今か今かと待っていると山影から煙が見え始め やがて谷を埋め尽くすような猛煙に包まれた2輌の蒸気機関車が姿を見

せました。

 此処ぞと思う所でシャッターを切り 後は一歩一歩踏みしめて歩を進める貨物列車の通過をノンビリ眺めていましたが 突

然目の前でキュウロクが空転を始めました それを支える様に踏ん張るデゴイチも 負荷に耐え切れずに続いて空転 然し

態勢を立て直したキュウロクに続いて 本務機デゴイチも態勢を立て直し 暫くすると何事も無かった様に 合図の汽笛を残

し常紋トンネルに吸い込まれて行きました 列車を待つ間長い静寂が流れていましたが どれだけ続いたのだろうかあれだ

け続いていたドラフト音も 常紋トンネルに入る汽笛の合図を最後に途切れ 辺りは静寂に包まれていました。

 常紋峠の訪問はこの一度だけですが 当時信号所と言え客扱いをしていたので 冬でも楽々行けたのですが 当時の北

海道には スワローエンゼルと呼ばれたスーパースターや 宗谷本線のC55など他にも被写体が豊富で C形機関車の魅

力には敵いませんでした。

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