昨日古い写真を見返していると 50年前の写真の中に新潟で開かれた植樹祭に運転された 御召列車の写
真を見つけました、近年運転される機会が減りましたが 昭和の時代春の全国植樹祭と秋の国民体育大会に
は お召列車が運転されるのが常でした。
1972年5月22日に村上から新潟まで 新津機関区のC57 1号機が お召列車運転の栄誉を担いました。
当日たまたま休みだった私は 前夜の「きたぐに」で新潟入りし 沿線で撮影しましたが 午後から機関
区の御厚意で撮影会が行われると聞いていたので 撮影は近くで切り上げ早々に機関区に向かいました。
機関区では 既に機関庫裏に引き出されたC57 1号機の前で 機関士さんたちの記念撮影が行われていま
した。
1972年5月22日撮影 羽越本線 新津機関区 C57 1 お召機関車
記念撮影の後は撮影会です 前面に交差する日章旗と デフに輝く16花弁菊の紋章 磨きだされた動輪や
金属部に白く彩られたランボード 御召機関車の美しい姿です。
この時のファンの人数は 今では考えられませんが 100人にも満たなかったと思います 朝の雨も上が
り薄日の射す中 皆さんノンビリと思い思いの場所から撮影していました。
小雨の降る中待って写した御召列車です。
1972年5月22日撮影 羽越本線 新津~京ヶ瀬 C57 1 御召列車
皇室専用客車1号編成を牽引する C57 1号機の誇らしげな姿です。