
奈良 西大寺駅から京都へは
ビスタカー(らしき)車両の特急。
京都駅からすぐに私達は
山陰線に乗り換えて
亀岡へ向かった。

嵐山を過ぎ、保津川の美しい渓谷を眺め
トンネルを幾つか過ぎると
亀岡に到着する。
亀岡駅でタクシーに乗り
”出雲大神宮までお願いします”

と言うと、運転手さんは
”今日は多いよ。出雲大神宮までのお客さん。”
ふと、暦が気になり
手帖を確認すると、<大安>。
3年半ほど前にここ
出雲大神宮を訪れた時も、偶然<大安>だった。
”見て見て



息子が見つけたその虹は
見たことも無いような7色の光の柱。
(・・思わず驚いているうちに消えてしまって
写真がとれませんでした・・・

12月に島根の出雲大社へ日帰り参拝した時にも
美しい虹に出会った。
”神様が、私達がこの地に来たことを
喜んでくださっているんだ・・・

私は、何だか不思議な偶然に胸を躍らせた。

今年のパワースポット
出雲大神宮へ向かう道は
畑と民家の続く、何の変哲もない
日本の田舎の風景が広がる。
3年半前に、訪れた時も
京都のタクシーの人もその存在を知らなかった
この神社だけれど
昨今のスピリチュアル・スポット紹介で
江原さんや李家さんが取り上げられるので
訪れる人も多くなったことだろう。
私がこの神社の存在を知ったのは
おそらく10年くらい前で、
京都が好きだった母が、京都へ旅行に行く時に
<この神社の御水は特別らしいから
行ってくるといいよ。>と教えてあげた。
当時、私は風水にはまっていて
Dr.コパさんがずいぶん昔に書かれた本の
ほんの片隅のほうに書かれていたのを
思いだして、そう伝えたのだった。
その時母は、京都から亀岡の移動の時間が無くて
断念したのだが
私はどうしてもこの<出雲大神宮>が
頭から離れなかった。
そして、3年半前、母と息子を連れて
わざわざここを訪ねたのだった。
”全てを水に流していきなさい。”
そう言われたわ、
と母がこの神社の隣にある占い部屋から出てきて言った。
真面目すぎて、色々なことを水に流せなかった母。
そんな母を思い出しながら、
この地を再び訪れた。

ひっそりと建つ神社なのだけれど
車から降り立った瞬間から
凛とした空気が漂う。
小さな参道に小さなお社。
しかし、
ここは素晴らしい御神水と
巨大な磐座とたくさんの神様のお社が点在する
神秘的で、清らかで、パワーのある
神社なのだ。

御神水 真名井の水
この前訪れた時はペットボトルを持参しなくて
わざわざペットボトルのお茶を買って
中味を流して、ここの御水を入れた経験から
今回は東京から、ゴロゴロとペットボトルを
沢山持参した。
今年は<水>の気がある年。
そして、吉方位。
ありがたく、御神水を頂きます・・・


この石から流れてくる御神水を汲みます
この神社には御神水だけではなく
御神木やすごい石が沢山ある。
”石好き

以前よりも、もっとこの神社の底力を体験したので、ある。
本殿の左側の山には
<商売の神様><学業の神様><健康の神様>・・・
など色々な神様が点在している。
”学業の神様にご挨拶していこう

私達は、山道に入った。
そこで、見つけたものは・・・


思わず息を呑む迫力!
大きな磐座が・・・。

私達のほかにも
ご夫婦でこの磐に手をあてて
パワーを感じていらっしゃる方々がいらした。
私と息子は
大きく手を広げて
磐に抱きついた。
静かに。暫くの間。

すると、さっきまで晴れていたはずなのに
雪がちらつきはじめた。
”・・・今年の、初雪だ・・・

凍えるような冷たい空気が
白い美しい結晶となって舞い降りはじめた。
私達は、冷たい手で
一生懸命、水を汲んだ。
そして、
西方位で買うと良い、とされる
<黄色のお守り>を見つけた。
お守りには白い糸と赤い糸がつけられていて
赤い糸はほどいて、御神水のそばの石に
結んでいくのだそうだ。

沢山、赤い糸が結ばれている
雪がちらつき、
水を汲み上げた手も冷たくなってしまったけれど
ココロはしっかりとパワー満タンになった

さあ、湯の花温泉 翠泉に
冷えた手足をゆっくり温めに行こう

