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大相撲一月場所、千秋楽

2008年01月28日 | 映画・コンサート・演劇
大相撲一月場所、千秋楽









大いに盛り上がった今回の大相撲一月場所。

5年半ぶりの横綱相星決戦、その千秋楽のその場所に

何ともラッキーなことに居合わせることが、出来た。













国技館は久しぶり。

息子が低学年の頃は、<相撲マニア>だったので
両国で場所がある時には良く相撲観戦にきた。


息子が相撲好きだということが知れると
何とも珍しい子供、ということで
色々な方から桝席にお誘いいただいたりも、した。


昨日も、息子をとても可愛がってくださっている
某高校の漢文の先生、ハシモト先生が
ご自身の生徒さんだったサメジマさんと
私と息子を

千秋楽、しかも正面桝席に招待してくださった





にぎやかな御茶屋さんを通り抜けて・・・



とにかく昨日の千秋楽はスペシャルだった。


まず、幕下の取り組みの最後のあたりで
席につく。

息子はまるでおじさんのように
慣れた感じで、

あぐらを組み、焼き鳥に手を伸ばす。


私は審判席にまず、貴乃花親方を見つける。




若いのに、渋いです・・・。



大相撲を見ながら
大量のお土産とお食事の袋をがさがさ・・・
今回、新発見のもの・・・



国技館ワイン



笹巻き寿司



先日、奈良へ旅行した時に
柿の葉寿司を食べ損ねたなあ・・・と悔やんでいたが
ここで、似たような<笹巻き寿司>が出てきて
私は大喜び






さあ、いよいよ、中入り後
力士たちが勢ぞろい。


そして、今日の主役の2人も
堂々と土俵入り。


朝青龍


白鵬


当然、本日は<満員御礼>






私は3つ、楽しみにしていたことが、ある。


勝ち越しがかかった<高見盛>の取り組み。

もちろん、横綱相星決戦。

そして・・・

審判席に<松ケ根親方>を探すこと







高見盛は相変わらず大人気で
その姿が現れると

他の取り組みをしていても
大歓声がわきおこる。

昨日は露鵬との<勝ち越し>をかけた一戦。

情けなさそうな顔をしたり
一人で懸命に気合をいれたり

何年たっても変わらないので
彼は<天然>なのだなぁ・・・

くるりと一回転して危ない序盤だったが
最終的に高見盛の粘り勝ち。

場内がぐんっと、盛り上がる







大相撲観戦は、日本のあらゆる文化が
大胆に息づいている。

庶民的なところでいえば、

食べたり、飲んだり、大声を出したりしながら
観戦していいこと。

写真をとったり、座布団をなげたり(これは本当は禁止しているらしい)。

<お行儀良く>していないところが
場を盛り上げるのに、一役買っている。


途中で、審判がかわり・・・


あっ・・・
松ケ根親方が、正面に・・・。



羽織を着た方が松ケ根親方



”happy-sanって、どうゆう人がタイプなんですか?”


聞かれると、私はすかさず

”松ケ根親方。”

と答える。


”・・・マツガネ マツガネって誰ですか?”

と首を傾げられることが多いのだが、

<元若嶋津、高田みづえの旦那>

というと、 ”ああ、あのハンサムだった・・・”

と、思い出す方もいる。


私は現役同時は全然興味は無かったけれど

それこそ、息子が<相撲マニア>だった時に

<相撲部屋を見たい>というので

色々な方にその話をしたところ

松ケ根部屋の練習を見る機会を得たのだった。


朝早くから、太った力士が汗だらだらで
がぶがぶ組んだり、転がったりしているのを観に行くなんて・・・


しばらくすると、

真ん中にどかっと腰をおろした
すんごいかっこいい人が現れた

それが、<松ケ根親方>


現役時代のように、オデブではなく
しかし、筋肉だけはちゃんと残っていて
浅黒く日焼けして、背は高くて・・・

きゃぁ~かっこいい


女将さんとなった高田みずえさんは
相変わらず小さくて可愛かった

私も松ケ根親方のためだったら、
朝早く起きて、割烹着着て、ちゃんこつくりますっ






いよいよ、三役が土俵に登場です








朝青龍も、緊張した面持ちで
自分の番まで待っています・・・







いよいよ、横綱の出番となると

場内の波動が最高潮まで上がっていくのを、感じる

歓声のせいではなくて
そのエネルギーが一気に上昇したせいで

耳のまわりに圧がかかったような状態になる。


朝青龍も、白鵬も、なんどもにらみ合う。
そして、動かない。





懸賞金の垂れ幕が土俵にのりきらないほど。

”はくほぉ~””はくほぉ~”

白鵬コールが圧倒的だ。

私もモチロン、白鵬コール。

なんとなく、純朴な感じの白鵬は
モンゴル出身だけど可愛い。
ここで、朝青龍を負かしたら、かっこいい。







がっぷりと組んで、両者どちらもひかない。

白鵬が持ち上げられた瞬間、
場内には悲鳴が・・・

しかし、落ち着いて白鵬
体制をとりなおし、

一気に朝青龍を、投げ飛ばす。


テレビでは写っていなかったけれど

ここで、場内、総立ち、となる。




内閣総理大臣杯


NHKの、インタビュー


おめでとう!白鵬!!


ひさしぶりにがっぷりと、

力強い横綱対決を見た私達、観客は大満足。

いささか興奮状態で、

大きなお土産袋片手に、国技館を出る。


”この、大きなお土産も日本文化ですね。”


と私が言うと、ハシモト先生、真面目なお顔で


”そういうことですね。”



チームマイナス6%の私としては
これは、無駄なんではないだろうか、と

ココロの中で思いながらも

ずっしりと日本文化をぶる下げて家路につく。



松ケ根親方にもお会いできたし。
高見盛も勝ったし。
白鵬も勝ったし。


最高な気分での、


大相撲一月場所、千秋楽の夜。