織物のような美しい模様と色。
さて、これはなんでしょう?
虫嫌いの方は冒頭からごめんなさい…
ここから先はお引き返しくださいね(^^;;
これ、羽の一部です。
さて、さて、なんの羽かおわかりですか?
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↓
ヒント2ですよ。
蝶であることは間違いないですね。
さてさて、その種名はもうおわかりですか???
では、ではヒント3にいきますね。
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そうです。正解はアオスジアゲハ。タイトルからしてバレバレでしたね(^^;;
少し汗ばむ季節になるとひらひらとせわしなく飛び回っていますよね。とても美しいチョウですが、あまりに動きが早いので、じっくり観察することはもちろん、写真に収めるのもままならないチョウです。
そんなアオスジアゲハをじっくりと観察できる日がやってきました。つまり、動かなくなったアオスジアゲハを手に入れたのです。
死骸を観察するのもどうなのかと一瞬の迷いはありましたが、自然観察センターなどでたまに見かける「羽の標本」にしてみました。
つまり、羽をラミネート加工して保存し、気軽に観察できるようにしました。裏も表も観察できるし、鱗粉も剥がれない。それに、無機質な感じが、虫嫌いの方にも興味を持ってもらうのに役立ちます。
それを解剖顕微鏡で見たのが最初の写真です。
よく見ると青緑の部分には鱗粉がないんですね!!
蝶の羽って全て鱗粉に覆われているとばかり思っていたのですが、アオスジアゲハはもともとの羽の色が薄い青緑色をしているらしいです。
だから光に透けて、美しく輝いて見えるんですね。
しかもこのグラデーション!
観察したときに、「おや鱗粉が見えない?」と思ったのですが、倍率が低いからかなぁと深くは考えなかった自分。ラミネート加工した標本を光にかざして、綺麗だなぁとも思ったのに、「鱗粉はあるもの」と思い込んでました(^^;;
今、ネットで調べてみたら驚きの事実!!
青緑の部分に黒い鱗粉が付着しているのがなんとなく分かりますよね。鱗粉は体毛が変化したもので、撥水効果があり、大切な羽を雨から守ります。鱗粉のない部分にも細かい毛が生えていて水滴をはじくようです。
毛でもいいなら、なんで鱗粉に進化したんだろう…???
なお、アオスジアゲハなは春型と夏型があり、春型は後ろ羽の下側に茶白色の毛があるんだそうです。
これのことかなぁ?
今回は10倍のレンズを使用したので、改めて20倍で観察してみます。やはり、実物をじっくり観察することはとても意味のあることですね。
アオスジアゲハさん、羽をわけていただきありがとうございました。
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