
昨日の空。
素晴らしかったですねーーー(≧∇≦)
東海から関東を中心に環水平アーク(平らな虹)とハロ(虹の輪)の共演が見られました。
わかりやすく「虹」と書きましたが、いわゆる「虹」とは別の現象らしいです。いちばん大きな違いは「虹」は太陽とは反対の方向に見えるのので、写真に太陽は写りません。
GWに屋久島で見た虹

そして、虹は球形の雨粒に太陽光が入射して起きる現象ですから、雨上がりに見られます。また、太陽の高度が低いときに現れますから、日中に現れることはなく、朝や夕方に現れます。夕立の多い夏はチャンス倍増。
これに対して環水平アークやハロなどは太陽と同じ方向に現れます。
2015.5.22 正午頃
環水平アークとハロの共演(三浦市城ヶ島)

こちらは、六角柱の氷の結晶でできた薄い雲が太陽にかかった時に見られます。そして、太陽高度が高い日中にしか見られません。冬の間や緯度の高い地域では現れないそうです。
ちょうど今の時期は太陽の角度が高くなってきて、低気圧が近づく前にかかるうす雲によって環水平アークが出現しやすいものと考えられているようです。
この薄い雲は低気圧や前線が近づく時に現れやすく、虹色現象が見えたら天気が下り坂のサインとも言われています。
そこで、昨日の天気図と雲画像を見て見たのですが…、


東海から関東にかけて薄雲はかかっていたようですが、雨を降らす前線や低気圧本体の雲ではないようです。
なかには「地震のまえぶれ」なんて書いているサイトもありましたが、こちらはまるっきり因果関係はないそうですので、ご心配には及びません!
それにしても見事な環水平アーク!!
2015.5.22 11:00am三浦市(城ヶ島)
環水平アーク

この日は、長い時間空で虹色の観察ができました。最初に気づいたのは午前9時半頃
2015.5.22 9:30am(三浦市三崎港)
ハロ(日暈)

この太陽の周りを囲む虹の輪は昼過ぎまでの長い時間、空を彩っていました。
2015.5.22 12:00(三浦市城ヶ島)
ハロ(日暈)

そして、環水平アークも現れたり消えたり…

さらには、夕方になって幻日らしきものも現れました。
2015.5.22 5:30pm(三浦市城ヶ島)
幻日

幻日というのは太陽の両端に現れる虹色の輝きのことで、こちらは太陽高度が低い朝夕に現れます。
上の写真にうっすらと写っていますが、わかりますでしょうか…

矢印の下の部分が幻日と思われる輝きです。幻日が現れるときは環天頂アーク(逆さ虹)も出やすいので、期待をして待っていたのですが、それらしい光をうっすらと確認できたものの、画像には収められませんでした。
ちなみに環天頂アークはこんなやつ
2012.2.10 8:30am(横浜市港北区)
環天頂アーク

それにしても1日のうちに、こんなにたくさんの虹色現象を見たのは初めて!!
ミラクルな1日となりました。
そして虹色現象を表す気象光学用語は難解ですね(^^;;
こちらのサイトがとても詳しいので参考にさせていただきました。
→空の輝き
上のサイトよりお借りした図です

小さくて見にくいかと思いますので、ぜひリンクへ移動して拡大して見てください。
夕暮れ、幻日に見送られるように帰りのバスに乗り込みました。

本当に素晴らしい1日でした。
梅雨前線が停滞しがちなこの季節は、虹色現象が現れるチャンスがいちばん多いそうです。そういえば、去年の今頃も見事な環水平アークが見られてニュースになっていたような…。あのときは見られなくて悔しかったので、今回はホント嬉しかったです。
ちなみに今朝の雲画像↓

ひょっとしたら、今日もチャンスありかもしれません!!←含願望(笑)
なお、虹色観察の際は、太陽を直接見て目を痛めないよう十分ご注意ください。

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