![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/e6/8c1fb504b9230e01650f2f9f04b85662.jpg?1653564947)
季節は小満次候「紅花栄(べにばなさかう)」
とはいうものの写真の紅花は7月中旬に咲いたもの。各地の名所を調べても5月に咲いているところは見当たりません。
今頃はこんな感じ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/b6/41418ecfb68e9bf089fe64c0498e052e.jpg?1653565123)
ネットで見かけたあるブログ主さんは「紅花」は「サツキ」のことなんじゃないかと仮説を立てていらっしゃいました!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d3/c0084684f8fe5663c36196cf6250ea97.jpg?1653565179)
たしかに今が見頃の赤い花にはぴったり?
街路の植え込みなんかで華やかに咲き誇っています。
ただあくまで個人の仮説のようで、その辺りの文献は見つけられませんでした。、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/b0/a52281d27bc8f7ea1357b454ecf0bcaa.jpg?1653565272)
ベニバナとブチヒゲカメムシ
さて、本家(?)の紅花ですが、上の写真を見ると下の方から花弁の色が変化してきているのがお分かりでしょうか?
紅花って、オレンジのイメージがあったのですが、実は開花後時間が経つにつれ、鮮やかな赤に変わってくるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/46/46982ad340c0b2c5b242dc1f7d005ab0.jpg?1653565371)
紅色は、紅花の濃染による鮮やかな赤を指す言葉。納得です。
紅花の黄色は水によく溶ける水溶性の色素。その色素が抜け切った後に出てくるのが、紅色。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/ea/6e6da38b302b99049fba7105790b43eb.jpg?1653566025)
黄色い色素を溶かしだした後の花弁のかたまり(手に乗っているもの)
紅花染めはこれをお餅のように丸めて発酵させた「紅餅」を使うそうです。
興味あるのですが、まずは花を手に入れないと…(^^;;
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/c4/f5ce6ae68f80aa074ac8592e7ca98bb1.jpg?1653566280)
そんなわけで種子をいただいたことがきっかけで育てたものの、次々に枯れてしまい、最終的に手にできた花は6厘。それが前出の写真です(笑)
いつか試したみたいなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/e0/72f99c64ec5d5f9d4bf130a71a77ed5f.jpg?1653566702)
京の町屋の博物展に飾られていた紅花染めの着物。今ではこれを再現できる技術がないのだとか…。
そして、正真正銘紅花から作られた「紅」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/95/c551a1591a75c55f36deaf9810acbc8d.jpg?1653566775)
完全に乾くと緑がかった光沢を帯びるらしいです。それを濡らした筆で伸ばして使ったんだそうです。
雅〜。
というわけで、まだ紅花は季節ではないのですが、七十二候的には「紅花栄」。ややこしや〜。
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