YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

11 ツアー総集編

2012-02-13 18:37:37 | 清里・野辺山2011~2012


今回のフクロウツアーはフクロウというよりも、哺乳類と風景を楽しんだ旅になりました。
携帯の写真よりはまともに見えるでしょうか。背中の黒い筋や目、しっぽ、前足が分かるでしょうか?

今回見た哺乳類は、ヤマネ、キツネ、ハクビシン、シカ(小動物?)の4種類。
ふだんなかなか野生の哺乳類を目にする機会はないのでおもしろかったです。カモシカやテンもときどき観察できるらしいので、いつか会えるといいな。

ちなみにヤマネはこんな生き物です。これはヤマネミュージアムの展示作品を撮影したものです。





それでは、最後は清里・野辺山の風景ショットです。











青空に高く舞い上がる凧は本当に気持ちよさそうでした。

次回のフクロウツアーは年度末のため残念ながら欠席。そろそろ早いものは抱卵を始めているかもとのこと…。残念です(T_T)
しかし、4月のツアーにはぜったい参加して抱卵のようすを観察したいと思います。


10 星空と氷アート

2012-02-13 06:15:09 | 清里・野辺山2011~2012
おはようございます。
総集編の前に星空の写真です。



三脚は持ち歩かないので、車のバックミラーにカメラを載せて撮影しました。
オリオン座(右)、大いぬ座(下)、小いぬ座(左)がばっちり写っていますよ。
それぞれの星座の明るい星をつなぐと、冬の大三角のできあがりです。

野辺山周辺の暗闇で見上げた星空は、本当に降ってくるかと思うくらいの満天の星でした。

宿の露天風呂からも冬の大三角がよく見えました。
お風呂でのんびりしながら流れ星も見ましたよ…♪

長く入っていたら星の数が次第に少なくなってきました。
気のせいかと思っていたら、月が登ってきていたんです。



一昨日の月は18夜。いわゆる「居待月」というやつです。まだかろうじて起きて座っている間に月が姿をあらわすことからそう呼ばれています。
翌日の19夜は「寝待月」。夜遅く寝る頃になってやっと姿を現すという意味です。昔の人たちの感性と言葉の美しさにははっとさせられます。

月は早朝の観察会のときにもまだ上空に浮かんでいました。





氷アートファンとしては見逃せないのがこちら。
さすが寒さも厳しい清里です。自然素材でいろいろと飾り付けられた氷たちが美しかったです。







さて、次回夕方の更新は正真正銘の総集編です。

そろそろ頭を切り替えて、日常をしっかり生きねばならない時間です。
日常があるから非日常が存在するわけで…。日常のほうも頑張りたいと思います。

9 清里シカ事情

2012-02-12 19:29:50 | 清里・野辺山2011~2012
全国各地で悪名を轟かせているシカたちですが、清里でも年々被害が拡大しているそうです。彼らはただ必死に生きているだけなんですけどね…。

しかし、人里近い森の中には至るところに彼らの糞が。その数の多さはただ事ではありません。



畑を荒らすのはもちろん、餌の少ない冬場には木の皮を剥いで餓えをしのぎます。クルッと一周剥かれてしまうと木は枯れてしまうこともあります。

写真の白い部分が皮を剥がれた跡です。痛々しいです。

他にも車や電車との接触事故は、下手をすると大事故に繋がりかねません。

シカによる進路妨害で小海線が止まることもあるそうですΣ( ̄□ ̄;)

彼らはただ必死に生きているだけなんですけどね…。



県の委託でハンターたちが駆除作業を行っていたりもするそうです。

今は狩猟シーズンでもあり、巣箱チェックのときに、ハンターの車が通り過ぎて行きました。

誰かが「シカを積んでいるかも」と教えてくれたので荷台を覗くと、生肉がで~んと鎮座ましましていました。てっきり1頭まるまるを想像していたので軽く肩透かしです。

山の中をシカを担いで移動するのは大変なので、その場でさばいて、必要な部分だけ持ち帰るのだそうです。残りはキツネなどの森の獣たちが片付けてくれるんだとか。

ただ、散弾銃を使っているなら動物たちの鉛中毒も心配です。

人の営みが地球の生態系維持に暗い影を落としていることに変わりはありません。

しかし、人だって種の保存の本能にしたがっているわけで…ただ、必死に生きているだけなんですよね。

何が正しいことなのか、よくわからなくなってしまいます。

生態系とは、生き物たちが生き残りをかけて、進化し、築き上げてきたもので、安定しているようで、常に流動しているもののようです。

この先どこに流れて行くのかなあ…。

ようやく東京駅に到着しました。明日の朝、今回の旅の総集編を更新予定です。
今日もお読みいただきありがとうございました(*^^*)

8 森の妖精に会う

2012-02-12 17:50:16 | 清里・野辺山2011~2012
森の妖精「やまね」に会うために、「やまねミュージアム」に行きました。

館内は手作り感あふれる展示がたくさんあります。これはヤマネの重さを自分で量るコーナー。もちろん偽物ですが、大きさも重さも正確です。

ここでは冬眠中のヤマネにも会うことができます。



(^^;
これは偽物のぬいぐるみ。でも本物の落ち葉に埋もれていると一瞬どきっとします。



本物はこちら。暗い中、弱い赤色ライトで観察させてもらいました。左側が頭で、尻尾に顔を埋めているように見えますが、どうでしょう。



ちなみにこちらは清里の「冬の妖精」たちの紹介コーナーです。葉っぱが落ちたあとが顔に、新芽が帽子や角に見えるので、枯れ木の観察も楽しいものです。



昼ご飯はジャージーミルクときのこのスープを食べました。パンは昨日のお昼の残りです。

ちょっと質素ですが、目の前には富士山



気持ちいい360円の昼食でした。でもよく考えたらライムギはもともと苦手でした。

空に飛んでいる凧は90分500円で貸してくれるようです。カラフルなもの、形が面白いもの、見ていて楽しかったです。

今回もあっというまのふくろうツアー、現在バスにて東京を目指しているところです。

7 ぽかぽか散策日和

2012-02-12 16:02:19 | 清里・野辺山2011~2012


朝食後、再び巣箱チェックへ向かいました。氷点下の予定が気温およそ3度。風もほとんどおさまり、ぽかぽかです。

清里は先週大雨が降り、気温も上がったため、雪がかなり溶けてしまったようです。

しかし、まったく雪がないわけではなく、まだまだ残っています。一度溶けかかった雪は氷に近く、バリバリと言います。



轍はご覧の通り、がっちり凍ってつるつるです。雪が降る地域というのは、大変なものだなと改めて認識しました。



さて今日は6つほど巣箱を確認し、そのうちいくつかに、ふくろうの痕跡が認められました。

しかし、この巣箱には…



なんとハクビシンがで~んと陣取っていました。
ふくろうがハクビシンに襲われるケースも多いのだとか。ここでも外来種問題は深刻です。



そこで今年新たに設置した巣箱には、工夫がされています。巣箱の下になみなみのトタン(?)を巻いています。

ハクビシンは残念な結果ではあるのですが、間近で見る獣の姿にみんな大喜び。カメラを順に一脚につけ、大撮影大会です。

わたしはカメラに望遠レンズをつけていたので、人のカメラを携帯で写させてもらいました(^^;



林内の雪の上になぜか氷のかたまりがあってきれいでした。



林の周辺ではシジュウカラやコガラが盛んに囀ずり、ここ清里でも、少しずつ春へと季節が動き出しているのかなと感じました。