YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

霞始靆(雨水次候)

2020-02-24 07:00:00 | 七十二候

雨水

☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢

(2020 年)

2月24日 6:19/17:31🌙0.5

2月25日 ☀️6:17/1732🌙1.5

2月26日 ☀️6:16/17:33🌙2.5

2月27日 ☀️6:15/17:34🌙3.5

2月28日 ☀️6:14/17:35🌙4.5

冷たく張り詰めた冬の空気から、暖かな湿り気を含んだ空気に満たされるこの季節。寒暖の差が激しい日には霧が発生しやすくなるとか。

霧(きり)というのは、気象用語で、空気の中の水蒸気が細かな粒となって漂い、視界を妨げる状態だそうです。視界が1km以上悪ければ霧、それ未満ら靄(もや)ど使い分けるとか。さらに視界が100m以下になると濃霧というそうです。

それでは霞(かすみ)はというと、水蒸気だけでなく、砂やら塵やら花粉やらの微粒子も含めて視界がぼんやりと妨げられている状態。


俳句では霞(かすみ)は春の季語、霧(きり)は秋の季語。大気が湿り気けを含み、急に気温が上がるこの頃は霧が発生しやすいそうです。

朧月夜っていうのもこの季節の言葉。

なるほど、七十二候はよくできてます。

さて、この季節目を引くのはこちらの花。まちのあちらこちらで見かけるようになります。花屋さんにもたくさん並んでいますよね。


そして早ければヒキガエルが卵を産みに一度起き出す季節

【季節の遊び】ピールアート


今の季節というわけでもないのですが、最近はまっているのがピールアート。オレンジの皮などを使った型抜き遊び。1週間くらいで乾いて硬くなります。




ピールアート、おもしろそ〜って思った方は是非クリックしてください↓


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ヒヤシンス

2020-02-23 07:00:00 | 園芸植物

ヒヤシンス(キジカクシ科)
原産地:地中海沿岸/3〜4月に開花



すらりと伸びた花茎に香りの良い花をゴージャスに咲かせる春の使者り


ヒヤシンスは通常1ヶ所から2本の花茎がたちあがるようですが、2本目は小さめ。




すらりとしたその姿は、支柱を立てないと、あっという間に傾いてきてしまうほど。


しかし、部屋の中でぬくぬくと育てると、こんな姿になってしまいます。




葉が伸びず、驚くくらい、ずんぐりむっくりしています。これでも満開↓





ヒヤシンスは芽が出るまでに、低い温度を経験しないと、このような咲き方になるんだそうです。


水栽培の場合、根がしっかり張って、芽が出るまでは冷蔵庫に入れておくのがいいそうです。


冷蔵庫なら、温度も、湿度もほぼ一定。


本来は寒い戸外で育つ植物ですから、きちんと寒さに当てた方がいいようです



そういえば、チューリップとか桜も寒さに当たらないと咲かないんだって聞いたことがあります。


花々が美しいのは、たくさん苦労をしているからなんですね。






人間もそうかなぁなんて思うのですが、あえて苦労はしたくないなぁ(笑)



最初に咲いた花が倒れてきたら、切り花にしてもOK(写真左奥)。



ヒヤシンスは本当に丈夫。


花だけ水に浮かべてもOK、まったくの無駄なし♪




とっても丈夫なので、地面に植えておけば翌年も目をだしまします。

道端の忘れ去られたプランターからも律儀にひょっこり




水栽培でも、鉢上でも、直植えでも楽しめます。

北欧では、冬の寒い時期に室内でたくさんの球根を育てるのだそうです。





フィンランドではクリスマスの頃にプレゼントし合うんだとか…



すてきな風習だなぁって感じました。
ちょっと真似してみたいかも♪

春を待つ窓辺にヒヤシンスを!!






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ムスカリ

2020-02-22 07:00:00 | 園芸植物

ムスカリ(キジカクシ科)
原産地:地中海沿岸/3〜4月頃開花

美しいブルー。壺型の可愛らしい花。
名前の由来はギリシャ語のムスク。麝香(じゃこう)のこと。

春花壇の名脇役。



そして、よく増える!

ムスカリの難点は植えっぱなしだと、葉っぱが異常に伸びること。




鉢植えの場合、見苦しいことこの上ありません。

植えっぱなし球根というわりに、暖かい時期から水をあげてしまうと、こんな風に葉っぱばかりが伸びてしまいます。





これを防ぐには一度掘り上げるか、または植木鉢を乾かしておくかして、クリスマス頃から再び水をあげれば(植え付ければ)いいそうです。

最近は暖冬傾向なので、年明けに植え付けてちょうど良いくらいかも。



植え付けるときに球根の頭を出しておくと、太く短い葉が出るようです。

こんな可憐な花ですが、実は今から6万年前のネアンデルタール人の遺跡@イラクから、埋葬時にたむけられたムスカリの花の跡が見つかったそうです。


世界最古の埋葬花!?

ムスカリはヒヤシンスと近縁で、花房がブドウのように見えることから、ブドウヒヤシンスという別名もあるんだと…

名前のインパクトって結構あるものですね…(^^;;



オランダのキューケンホフ植物園を思わせる昭和記念公園のチューリップ畑
ムスカリの青もパンチをきかせています。





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クロッカス

2020-02-21 07:00:00 | 園芸植物


クロッカス(アヤメ科)
原産地:ヨーロッパ南部/2〜4月に開花

早春の花壇に彩りを添えるクロッカス。アヤメ科サフラン属(クロッカス属)のうち、花を楽しむもの園芸植物の流通名。

花言葉は
「あなたを待っています」




クロッカスの語源はギリシャ語の「croke(糸)」という意味。糸状に延びる花柱の様子からきているといいます。




地植え、鉢植え、水栽培、なんでもOKな丈夫な植物。庭があるなら地植えすると、毎年花を咲かせてくれる手間いらずな優等生♪



2月中旬、すっかり忘れていたその姿を庭の片隅に発見。



薄い膜に包まれてちょっと神秘的な蕾たち。

黄色い花の原種はクリサントゥス、紫や白の花の原種はヴェルヌス。



言われてみれば花全体の形や蕊の形が違うような気もします。

ちなみに冒頭に
「アヤメ科サフラン属(クロッカス属)のうち、花を楽しむもの園芸植物の流通名。」
と書きましたが…

早春に咲くのがクロッカス。
秋に咲くものはサフランです。



サフランは赤い蕊が特徴。この蕊はハーブとしてサフランライスなどに利用されます。

球根もそっくり



上がサフラン。下ががクロッカスだったかと…。
こうやって見ると自信が…(^^;;



最近は球根のオシャレ水栽培が流行っているようなので、次のシーズンは挑戦してみようかなぁなんて思っています。





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雨水

2020-02-20 07:00:00 | 二十四節気
雨水 2月19日頃〜

雨が温みを増し、凍てつく大地を起こしてくれる季節です。少しずつ春の気配が濃くなってくる頃。



三ッ池公園にある小さなビオトープ。池が緑色をしているのは、藻がびっしりとはっているから…(^_^;)

見ようによっては綺麗なのですが、藻が増えすぎると、水中の酸素が消費されたり、水面が覆われたり、水中の生き物が打撃を受けてしまいます。繁殖しすぎるのは、生態系が安定していない証拠なんでしょうね。



左手にワサワサしているのは、水辺を好む植物、クレソンです。5~6月には、真っ白い花が一面を覆ってくれます。



木蓮の花が咲き始めると、いよいよ春だなぁって思います。

この頃に降る雨は「木の芽起こしの雨」なんて呼ばれることがあります。雨水は農業の準備を始める時期でもあります。



【七十二候のページ】
初候→ 土脉潤起
次候→ 霞始靆
末候→ 草木萌動




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