YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

立春

2020-02-04 07:00:00 | 歳時記



暦の上では春が来ました。

立春は二十四節気の第一。正月節とも呼ばれます。太陽黄経が315度のときで2月4日頃。

立春は春の始まりであると同時に1年の始まり。生活暦である二十四節気の基準となる日で、八十八夜や二百十日は立春を迎えた日から計算されます。




2月の初めと言えば、まだまだ寒い日が続きます。しかし、よくよく自然の様子を観察すると、植物の芽は膨らみ始め、早いものは花をつけ始めます。

つまり立春とは、「春が始まる日」というより「春の準備が始まる日」という方が正しい解釈と言えそうです。

よく言われる「暦の上では春になりました」は、「暦の上では春の準備が始まりました」と言う方が伝わりやすいのになぁ…なんて思うわけです。




そんな春の準備を探して、寒い戸外を散歩するのはこの季節ならではの楽しみです。寒さの中で発見する春の兆しはとても嬉しいものですから(*^_^*)

【七十二候のページ】
初候→東風解氷
次候→黄鴬睍睆
末候→魚上氷




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節分

2020-02-03 07:00:00 | 歳時記


節分です

以前、三ッ池パークセンターで見つけた節分飾り。鬼の髪の毛に使われているのは、なんとクヌギの帽子(殻斗)

こんな使い方があったとはびっくり!!

節分といえば、豆をまいたり、いわしとヒイラギ飾ったり…





豆には魔を滅するという意味が込められているとか。百の鬼が夜な夜な闊歩していたという室町時代の頃からの風習らしいです。

イワシは生臭い「臭い」でそんな鬼を撃退。ヒイラギについてはこちらをどうぞ




さて、節分とはそもそも何かってというと…

季「節」を「分」けること!
つまり、冬と春の境目!! 

本来は春と夏、夏と秋、秋と冬。節分は1年間に4回あるのですが、江戸時代以降、冬と春の境目、つまり立春の前日を指すことが多いとのことです。

節分は年間9回ある雑節(ざっせつ)の一つ。雑節とは二十四節気や五節句の他に定められた季節を表す特別な暦日のこと。

これが雑節↓
【節分、彼岸、社日、八十八夜、入梅、半夏生、土用、二百十日、二百二十日】



節分の日の慣しとしては、「豆まき」「イワシとヒイラギを飾る」の他に、恵方巻を食べるなんていう地方もあります。

以前は一部の地域(一部の業界?)で食べられた恵方巻。某コンビニの戦略により今では全国区で騒がれるようになりました。

太巻き丸ごと一本を、その年の恵方を向いて、一気に食べることからもともとは「丸かぶり寿司」と呼ばれていたようです。


なお、2020年の恵方は西南西だそうですよ。





ところで、2020年の節分は2/3ですが、2021年は2/2です。

節分は立春の前日。二十四節気は太陽周期と関係しているので、毎年固定された日程というわけではありませんので、節分の日にちも年によって変動するというわけです。

こちらは野原の小鬼ちゃん↓


春の雑草コオニタビラコです。
そろそろ咲き始めているみたいですね。
 

さてさて、本日は節分!!
「鬼は外〜。福はうち〜。」

心の鬼を追い出して、清々しい春(新年)を迎えましょう。






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ヒイラギいろいろ

2020-02-02 18:22:00 | 生物の不思議・生命の神秘




まもなく節分。

ヒイラギと聞いて、何を想像しますか?
節分に飾るヒイラギとイワシとか、クリスマスに飾る赤い実がついた葉っぱとか…?

それとも葉のふちのトゲトゲ?
ある意味これが核心に近いのでしょうか?

ヒイラギという名は、葉のふちに触れると痛いことから、ヒリヒリ痛むという意味の「疼く(ひひらく)」が語源と言われています。



ヒイラギはモクセイ科の樹木で11〜12月頃、写真のような白い花を咲かせ、6〜7月になると暗紫色の実が熟します。

葉の知名度に比べると、花の印象はだいぶ薄いのかなぁと思います。

一方、クリスマスに飾る赤い実のついたヒイラギはモチノキキ科のセイヨウヒイラギ。種類が違うんです。


英名ではずばり「クリスマスホーリー」。そもそもクリスマスはキリスト教の行事。その時に飾るセイヨウヒイラギは、キリストが処刑された時に身につけていたイバラの冠を表しているとのこと。緑の葉は永遠の命、赤い実はキリストが流した血なんだとか。

ちなに、この季節はヒイラギナンテンの黄色い花も咲いています。こちらはメギ科。


ヒイラギは、ヒイラギでもいろいろとあるんです。

さらに、こちらはモクセイ科のヒイラギモクセイ。ヒイラギとギンモクセイの雑種になります。



オレンジ色のキンモクセイは有名ですが、それとそっくりな白い花を咲かせるのがギンモクセイです。

キンモクセイ↓




相当ややこしいのですが、つまりは葉のふちがトゲトゲしている植物には「ヒイラギ(疼く)」という名が使われているようです。

節分に使うのは、葉の刺で鬼の目を突く(魔除け)という意味らしいですから、ある意味どのヒイラギを飾っても問題ないような気がします(笑)
正確には最初に登場したモクセイ科のヒイラギですのでお間違いなく!!

しかし、油断をすると…




なんと年老いたヒイラギの葉は丸くなるんですって∑(゚Д゚)

 

最後におまけ


こちらの魚もなんと「柊」。
成魚で15cmほど。体型が木の葉型で周りに棘があるのが名前の由来。やっぱり棘なんです!!


…というわけで、最後までややこしい「ヒイラギいろいろ」なお話でした。




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「横浜歳時記七十二候」がホームページになりました!

2020-02-01 19:26:00 | 日々のお話



如月です。
本日よりブログタイトルを1年前に戻しました。新たなる
「YNWC的な日常」
のスタートです!!

今年8月で開設11年目となる当ブログ。これまでの記事を検索しやすくするために、
ホームページ
を開設しました。  


最も計画性はまったくなく、たまたま目についた広告に引き寄せられての突貫作業だったりします(笑)


こんな広告です↓



しかし、思いついた時がやるべき時!!

ブログを書くのとはまた少し違った作業なんで、まだまだ未知のことばかりですが、「使いやすくていいかもしれない♪」なんて思っています。


思うようにカスタマイズするには、まだまだ時間がかかると思います。しかも、あくまで自分が整理するために作ったものですが、よろしかったら時間のある時に覗いてみてください╰(*´︶`*)╯

こちらです↓↓↓



というわけで、今後とも当ブログをよろしくお願いします。

以上お知らせでした♪




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