きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

0.5ミリ

2016年09月15日 | 日本


脅迫押しかけ老人介護ロードムービー
面白かったです!
3時間16分 全然長く感じなかった。
安藤家の傑作ですな☆


介護の話だとは知ってたけど、まさかこういう展開とは。

開始早々の展開にあんぐり口あけたまま、ここからどうなるのか予想もできないまま、
住み込みで介護できる老人を物色して脅して←
最後は手なずける(笑)

でもあんなにパーフェクトなヘルパーさんで
綺麗好きで、料理が上手で、若くて可愛い女性で、
なにより性格が良かったら、そりゃね。

食べるということが重要なキーワードになってるところも好き。
さわちゃんの料理の手際が良くて、それだけでも彼女が好きになる。
とくに、小鯵の味醂干しは素晴らしかった。
真壁さんの気持ちがさわちゃんにぐっと近づいた気がしました。
食べ方も綺麗。
でもまことは手づかみでムシャムシャと食べるのよね。
今の状況が食べ方で表現されてる。

老人介護の話というより、人生の話。

死にそうなじいさん相手にしてると
時々思うの
私の知らない歴史を生きてきた人が同じ世界に生きてるんだなって


うどん食べながらさわちゃんが言った時、
私も同じこと考えてたので、激しくうなずいてしまいました。

余談ですが、結婚当初に乗ってたのが117クーペなんですよ。
ヘッドライトが丸い黄色いやつで、ドンピシャ同じやつ。
懐かしかった☆

まことくんがおばさんにしか見えなくて謎だったんだけど、
意外にもラストにその謎が解けました。

上映開始早々のビックリな展開がちゃんと伏線になっていて、
赤いワンピースの意味も分かりました。

女として生きたくなかったまことくんと、
さわちゃんが女として生きない理由。

そうだったのか、、、

でも二人とも女性として自分の人生を生きてほしい。

最後はどこへ行くのかわからないけど、世界がちょっと開けた気がして、
二人の幸せを願うばかりでした。
この二人ならきっと大丈夫ですよね。うん。



0.5ミリ  2013年  ☆☆☆☆☆
監督 原作 脚本:安藤桃子
出演:安藤サクラ、坂田利夫、津川雅彦、柄本明、草笛光子、角替和枝

介護ヘルパーのサワ(安藤サクラ)は、亡くなる前におじいちゃんと寝てあげてという派遣先の家族から突拍子もない依頼を受ける。そこで思い掛けない事件に巻き込まれて職を失い、無一文となり困窮したサワは、町で見掛けたワケあり老人の押し掛けヘルパーを始めることに。

秘密 THE TOP SECRET

2016年09月15日 | 日本
ワタクシ、ものすごい斗真くんファンってわけじゃないんだけど、
なぜか彼のラブラインもの以外は観ようと思ってまして、
「秘密」「グラスホッパー」「予告犯」「土竜の唄」「脳男」「源氏物語」「人間失格」
観ております。 

「土竜の唄」とか「脳男」なんかは斗真くんの魅力で観たって感じですかね。
でも、彼はこれは断トツに面白い~~って作品になかなか巡りあわないね。
と、内向きな感想から始まりましたが、
さらに追い打ちをかける感想しか出てきそうにないのであります。



未読ですがツイッターで原作が評判よくて人気があることは知ってました。
映画の製作発表の段階からすごく楽しみに待ってた作品だったんだけどな。

上映時間長かった。
ぜんぜんわかんないまま観てた。
謎が多すぎて、謎だらけのまま終わった。

死者の記憶を可視化して事件を解決するって話はフィクションとして受け入れられるんだけど、
その記憶がトラウマになる人たちの話になるとなんだか、、(そういう話じゃないかも)
この物語はそんな薄っぺらな話じゃないと思うんだけどわからない。
たぶん原作を知らないと全くわからないんだと思う。

どうも原作の二つの話をひとつにまとめた物語だったみたいです。
映像は綺麗なんだよね、現実感がなくて不思議な感じ。
若手の素敵な役者さんが揃ってるのにね。岡田君がかっこよかった。

予告編を見てる段階から、斗真くんがスーツ姿なのにトックリを着てるのかがすごく謎だったけど
あんまり意味なかったのかな?

ずいぶん前に観たんだけど、やっと書けたわ。