きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

リベラ・メ

2010年08月28日 | 韓国
リベラ・メ(原題:리베라 메)  2000年  
監督:ヤン・ユノ 
出演:チェ・ミンス、チャ・スンウォン、ユ・ジテ、キム・ギュリ

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これまたゴメンナサイな「消化不良」な映画でした
テーマは面白いし、凄くお金もかかってそうだし、俳優も揃ってて名演してるのに
こうなっちゃうのね
上手くいったら最後は号泣もんの終わりかたなのになぁ
たぶんコレ相当撮影も苦労したと思うんですよね
火災のシーンはすごい迫力だったもん
 
ヒス(チャ・スンウォン)は子供の頃に父親に虐待を受けていて
それに耐えかねた姉が自分の目の前で父親もろとも焼身自殺した
ヒスが放火をするのは子供を虐待している親狙いで、いわば敵討ちみたいなもんなんだけど
彼はもう精神が狂っていて、自分は「救世主」だと言って最後は自分が働く子供病院もろとも全部燃やそうとする、という設定なんだけど
そこがもっときっちりと感じられたら、消防隊員たちの苦労も報われたのに

リベラメとはラテン語で「われを救い給え」
タイトルもそこなんだからさ
ヒスがもっともっと不気味でおぞましくて、最後は悲惨に悲しく死ななくちゃ
そしたらヒスを救えない不条理に涙するのに

それともシンス(ホ・ジュノ)先輩が死んた話とか最初すごくこだわってたし
ヒョンテ(ユ・ジテ)消防士が「火の中で死ぬのは嫌だ」って言ってたのにあんな死に方したし
そこに時間をかけてたってことは消防士の仕事の辛さを描きたい映画だったのかなー
このポスターだって↑どうしてジテさんなのかちょっと謎(普通チェ・ミンスかチャ・スンウォンよね)

火災現場に現れる消防士に市民が拍手したり
消防士登場シーンに流れる音楽が「俺達カッコいいだろ」みたいな音楽に聴こえたり
休日にかかわらず消火活動をしたハンム(パク・サンミョン)消防士の殉職とか
、、、そこ必要かなぁ、、

でも火災シーンの迫力はかなりのものでした
チェ・ミンスもカッコイイし、スンウォンさんやジテさんがまだ幼い顔してるし、ハンマー専門隊員のキム・スロは全然目立たない存在で、今見るとそんなところも楽しめます

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放火犯の疑いをかけられ少年時代から監獄の中で過ごしたヒス(チャ・スンウォン)。彼が10数年に及ぶ刑期を終えて出所したその瞬間、刑務所のボイラー室が大音響と共に爆発する。


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