
ドラマとHuluで同時展開中。
常々、映画は映画だけで完結して欲しいと言ってる派としてはちょっとアレなんですけど、
ドラマが面白いので映画も楽しみにしてました。
ジャニーズが3人出てるから、ジャニーズ映画なんだろけど、
アイドル映画だと思って敬遠するのはちょっともったいない作品。
私はかなーーーーーーり好きです!!
季節ごとに(定期的に)映画「セトウツミ」観たくなるくらい好きなんですけど、セトウツミの監督が本作の脚本家なんですよね。
ドラマ版は浜辺で高校生がただひたすら会話するシーンがあって、
まるで瀬戸くんと内海くん、もとい創楽と中弥で、そっくりだけどそれはそれでキャラ的に違う楽しみがある。
で、毎回感心するのが伏線の回収が見事なの。
それは映画でも見事でございました。
そして映画とドラマ、どっちかだけでも面白いし、どっちを先に観てもちゃんと面白い。
なかなか画期的な企画じゃないですかね。
抑圧された生徒が立ち上がる話ってむかーしからあって、古いっちゃ古い、でも普遍的なテーマでもあるし、
イマドキの高校生の熱くならない距離感とか、でもノリで盛り上がっちゃう感じとか、味付けがちゃんと今なんだよな。
校舎の壁の落書きがSNSみたいになっていくの、匿名だとみんな意見は言える。
モトローラちゃんママのそこらへんにはいなさそうな感じとか、
剣道部の顧問の数学の先生が決死の行動とか、
町工場の外人さん(と光石研さん)の心の叫びとか、たくさん面白いエピソードがあって、
でも一番の肝はそこじゃなかったんだね、
映画観るまで知らなかったので、そこのネタバレはしないでおきます。
主演の二人がよかったですよね。
創楽の必死さが実は単純な理由で共感できるし中弥が独特で、等身大の二人に近いのかな?って思うくらいに嵌ってた。
ヒロインのモトローラちゃんが存在感あって良かったです。
映画観終わってから、達磨の「音文」を聴きました(観ました)
感動してちょっと泣いちゃった。
ブラック校則 2019年 ☆☆☆☆
監督:菅原伸太郎
出演:佐藤勝利、髙橋海人、モトーラ世理奈、達磨、星田英利、坂井真紀
光津高校では、髪型、制服、行動に至るまで厳しい規則“ブラック校則”が定められている。目立たない存在の小野田創楽(佐藤勝利)と正反対に騒々しい月岡中弥(高橋海人)は仲が良く、二人には気になる女子がいた。彼女は生まれつき栗色の髪を黒く染めることを嫌がっていた。創楽と中弥は、彼女のためにブラック校則を潰そうと立ち上がる。
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