きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

はやぶさ 遥かなる帰還

2012年02月26日 | 日本
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「山本五十六」を観たときも思ったけど、エンタメ度高くないし地味だけどしっかりした映画。面白かった。
はやぶさが日本に帰還してカプセルを切り離して燃え尽きてしまう場面は、実際にそのニュースは目にしてたけど改めて感動モンです。
20年の歳月をかけたプロジェクトはたくさんの人たちの地道な努力で成功したんだと、途中からなんだか感動がじわじわと来ました。渡辺謙と山崎努が飛神社のベンチでかりんとう食べたてたシーンは良かったなぁ。

はやぶさに関わった人々に焦点をあてたヒューマンストーリ。
2014年にはやぶさ2がまた飛ぶことが決まっていいて現在進行形の話なんだけど、困難に諦めない日本の技術者の話とか、モノづくりを支えた中小企業のおやじさんの話とか、高度成長を支えてきた男たちの話っていう印象なんですよね。
支えてきたのはやっぱり男性ってことなのか、出てくる二人の女性に引き付ける魅力がなかった。「こっちはメーカーなんです!」っていうイオンエンジントラブルをめぐるやりとりは面白かった。

日本の科学者、技術者の姿を描くことに特化した、日本人の“人間力”を再認識させる骨太作に仕上がった。ボレロのような映画です。同じリズムを刻みながらメインの旋律が訪れ、たまには不協和音になるけれどオーケストレーションになって単体の楽器に戻る。それが続いた後、最後に感動が残る。
、、、渡辺謙がインタビューで話してました。
さすが、上手いこと言うな~(笑)その通りの映画でした。

前も感じたことがあったけど、渡辺謙がねぇ、ちょっと貫禄つきすぎちゃってカッコよすぎる気がするのよね。偏屈さや漂う侘しさとかよりもカッコよすぎちゃう。NASAで通信優先の交渉してる場面が堂々としてて一番しっくりしてた。




はやぶさ 遥かなる帰還  2012年
監督:瀧本智行
出演:渡辺謙、 江口洋介、 夏川結衣

2003年5月9日、鹿児島内之浦宇宙空間観測所。小惑星探査機「はやぶさ」を搭載したM-Vロケットが発射された。緊張の面持ちで見守っていたプロジェクトマネージャーの山口教授(渡辺謙)は、さまざまな思いを巡らせながら、これからスタートする壮大なプロジェクトに対し決意を新たにしていた。そして2005年、小惑星「イトカワ」の姿をとらえたはやぶさはタッチ・ダウンに成功するも、化学エンジンの不良、姿勢制御が不能に陥るなどのトラブルに見舞われてしまう。


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