屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

戦い終わって、日も暮れて・・

2005年09月12日 | 日常
選挙、選挙、選挙の日はおわった。
自民党の圧勝に様々な意見はあると思うが、この選挙は今後の新しい政治体制へ
の過渡期であり、いままでの閉塞した政治からの転換となることを期待する。
そのために、次の総選挙の投票率は少なくても65%以上はいってほしい。
せっかく高まった政治に対する関心を、いっときの熱気だけで終わることのない
よう願うのみである。


8月27日に白金温泉の望岳台に行ってきた。
美瑛の市街地から眺めた十勝連峰である。
左からオプタテシケ山、ベベツ岳、石垣山、美瑛富士、美瑛岳、さらに写真に
はないが、次ぎは十勝岳、カミホロカメットク、富良野岳と続く。
オプタテシケ山は三つの頂に特徴がある。
登ってみたいと思っていたが、その機会はもうないかもしれない。



望岳台からオプタテシケ、ベベツ、美瑛富士を眺める。



美瑛岳、ここに一度だけ登ったことがある。
十勝岳よりも登山者が少なく、静かな山の雰囲気を味わえる。




9月11日 衆議院選挙とテロ

2005年09月11日 | 日常
   ゆれゆれとツインタワーは崩れ落つ
     叫びの声は瓦礫に埋れて


アメリカの同時多発テロからちょうど四年経つ。
あれから世界はテロとの戦いとなった。
いかなる理由があろうとも無差別テロは絶対に許すことはできない。
しかし、人種と宗教に対する偏見、そして貧困があるかぎり、テロがなくなる
とは思えない。
悲しいことだが。

きょうは衆議院選挙の投票日である。
戦後60年、日本政治の歴史的な転換期になるかもしれない、今回の選挙、
棄権するなんて勿体ない。
ワイドショウのように、「小泉劇場」を興味本位に見ているだけでなく、
自分も参加して、自分の意思を示さなければ男(女)じゃない。
こんな面白い選挙を棄権などして、末代まで笑われないようにしたいものだ。

夕陽が落ちる直前の手稲山、
これほど綺麗な夕焼けは滅多にあるものではない。
ベランダから身をのりだして撮る、これが精一杯である。





十勝岳の空 リンドウの花のよう

2005年09月10日 | 
   りんどうはりんどう色の空にあり
     十勝の山は秋へまっしぐら





十勝岳の麓、いまも噴火口から噴煙が立ち昇る。
三浦綾子の「泥流地帯」はここから始まったのか・・
そろそろ秋、
ナナカマドが黄色くなるのもあと少し。

エゾリンドウの花は、まさに透き通るようなリンドウ色。
十勝の空もリンドウの花びらのようである。



シラタマノキは十勝だけでなく、
ニセコの大湯沼(9月6日)にもたくさん咲いていた。
花期は6月~7月なのに、少し季節がずれているのだろうか。



天に舞い上がれ ”羽衣の滝”

2005年09月09日 | 
久々に天人峡の羽衣の滝まで行ってきた。
天人閣の近くから山道を歩く、秋にはまだ少し早い。
”羽衣の滝”天女が羽衣を着て天に舞い上がる姿から、”羽衣の滝”と名付けた。
「日本の滝100選」のひとつである。
水量の少ないときなのか、ずいぶん印象が違う、
スリムになり過ぎた天女というところか。

もう少しで紅葉の時季、まだ緑が深い。



エゾノホソバトリカブトなのか。
あるいはダイセツトリカブトかエゾトリカブトか、よくわからない。



オオマツヨイグサと思う。
マツヨイグサにしては花びらが大きいので。



ヤマハハコだね。
春の七草の母子草に似て、山に生えるのでこの名がついたという。




サロベツ原野に咲く野花たち

2005年09月08日 | 
死者18人を出した大型の台風14号は8日、北海道を抜け、オホーツク海を北東
に進んでいる。
道内は、まだ全体が強風域で激しい雨が降っていたが、札幌は小降りになり、
風は少しづつ治まってきた。
しかし、各地で大雨のため洪水、土砂災害の警報がでているので、まだまだ安心
はできない。

サロベツ原野では、エゾリンドウやサワギキョウに目を奪われたが、思わぬ花を
見つけて嬉しくなった。


ナガボノシロワレモコウ、
これはいまどきのサロベツの花、しかし地味な花なのでちょっと可哀相かも。



ヤナギラン
ビジターセンターの裏で咲いていた。
葉が柳に似ているから、名付けられたということだが、ランの仲間ではないそうだ。



イワアカバナ
最初はエゾアカバナと思ったが、めしべの先がこん棒状にふくらんでいるので、
見分けがつく。


カトリーナと台風14号の猛威

2005年09月07日 | 
ニューオーリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」のため、数千人規模での死者が
想定されるということです。
また台風14号では、九州と四国で死者7人、行方不明者13人、負傷者は三重県
以西の18府県で71人に達しています。
被災された方、犠牲になられた方に心からお見舞い申し上げます。
このような異常気象が地球温暖化によるものだとしたら、わたしたちは地球と人類
の未来のためになにをすべきでしょうか。
台風14号はいま日本海を北上、明日、北海道に上陸するとのことです。

下サロベツの幌延ビジターセンターで、この旅最後の利尻富士を眺める。
札幌まで250キロ、オロロンラインをひたすら南下する。



エゾオオヤマハコベ
なぜか一輪だけ咲いていた。もう花の時季は終わりなのかも。



遠別から左折、しばらく山道を走る。
熊の出てきそうな山林を目の前にしながら、旭温泉の露天風呂で一休み、
札幌はまだ遠い。遠い。


長沼の畔 むらさきの風が吹く

2005年09月06日 | 
   むらさきに問うむらさきの風の声
          首をかしげて我をみつめる




パンケ沼から長沼へ向う。
まわりには生い茂った草もなく、沼のほとりでサワギキョウは
ゆるい風にそよそよとなびいていた。
8月の乾燥した季節・・
このほとりに立って少しだけほっとした。



サワギキョウはロベリンというアルカロイドを含み、呼吸中枢を犯すという。
綺麗な花にはトゲがあるということか。



下サロベツ原野 パンケ沼の畔

2005年09月05日 | 


ビジターセンターを出てから豊富で昼食あと、下サロベツ原野のパンケ沼に向う。
沼といっても湖のようだ。
標高0mにあるため、海水が混じり、ヤマトシジミ、イトウなども棲息しているとのこと。
広いパンケ沼の遊歩道を歩いている間、ついに誰にも会わなかった。
8月末の原野、草木はすっかり伸びきって、湿地帯という雰囲気はない。

ウメバチソウ
花の姿が家紋の梅鉢型に似ていることから名付けられた。
背丈のある野草のなかにあってあまり目立たない。
やはり、こういう白い花は春が似合うかもしれない。



ナミキソウ
海辺の砂地に生えるので、浪来草となった。
湿地帯なのに、ここも砂漠化しつつあるということか。



ミゾソバ
ママコノシリヌグイかと期待したが、茎のトゲはそんなに痛くない。
葉の形からウシノヒタイと呼ばれている。



サロベツ原野の悲鳴が聞こえる

2005年09月04日 | 


ビジターセンターから遊歩道を歩く。
どこにいても利尻富士が目に飛び込んでくる。贅沢な遊歩道である。
エゾカンゾウ、ノハナショウブ、タチギボウシの時季が終わり、いまエゾリンドウや
サワギキョウの紫が鮮やかである。
でも、なんと笹が多いことか!
いつかサロベツ原野も一面笹におおわれるのではないかという恐怖がある。
これも、道路建設、河川改修など環境の変化によって湿原の水位が低下し、
乾燥地域が拡大したためといわれている。
サロベツ原野の悲鳴が聞こえそうである。

アキノキリンソウ
コガネギク(ミヤマアキノキリンソウ)かと思ったが、よくわからない。
緑一色の原野にあって、このきりっとした立ち姿は格好がよい。



サワギキョウ
エゾリンドウはがっしりとして男らしいが、サワギキョウは女らしい繊細な姿をしている。
ひときわ鮮やかな紫の花びらに惹かれる。



エゾリンドウ
下サロベツ公園のホロムイリンドウと比べて、エゾリンドウの葉幅は広く、
花もホロムイより大きいらしい。