その大柄な中年男性は、 小柄な若い店員のお兄さんに
「大きなカブはどこですか?」
店員さんは
「カブはこちらにございます。」
「これじゃなくて、大きなカブはどこだって訊いてるんだよ」
「只今当店にはこのカブしかおいてございません。」
普通なら、「そうなんですか」と終わる筈…
この中年男性は違った。
「なんで大きなカブがないんだ!」
「だから、当店では、この種類のカブしか取り扱っていないので…」
「だから、どうして、大きなカブがないんだ!って訊いてるんだよ!」
何回かのやり取りのあと、
「大きなカブを買ってこいって言われたんだよ!買ってかえらなきゃ不味いんだよ!」
椎茸を選ぶ振りをして様子を見ていた私、「うわ~っ」て思っていたら、店員さんは
「少々お待ち下さい。」
と言って姿を消した。
中年男性、周りのおばちゃん達の視線を感じてか、いたって平静を装いつつ待っている。
私も、どうなるのか観察していた。
店員さんは一向に戻ってこない。上司でも呼びに行ったのかと思っていたが、シカトを決めたように思える。
中年男性は去って行った。そのあとまた戻って続きがあったかどうかわからないけれど、 私は中年男性の言う
「大きなカブ!」
ということばから、同名の、あの絵本の最後のページが頭に浮かんで仕方ない。
他のお店で見つかったらいいね…おじさん…
誰に頼まれたのかしら…
いろいろ想像してしまった。
「大きなカブはどこですか?」
店員さんは
「カブはこちらにございます。」
「これじゃなくて、大きなカブはどこだって訊いてるんだよ」
「只今当店にはこのカブしかおいてございません。」
普通なら、「そうなんですか」と終わる筈…
この中年男性は違った。
「なんで大きなカブがないんだ!」
「だから、当店では、この種類のカブしか取り扱っていないので…」
「だから、どうして、大きなカブがないんだ!って訊いてるんだよ!」
何回かのやり取りのあと、
「大きなカブを買ってこいって言われたんだよ!買ってかえらなきゃ不味いんだよ!」
椎茸を選ぶ振りをして様子を見ていた私、「うわ~っ」て思っていたら、店員さんは
「少々お待ち下さい。」
と言って姿を消した。
中年男性、周りのおばちゃん達の視線を感じてか、いたって平静を装いつつ待っている。
私も、どうなるのか観察していた。
店員さんは一向に戻ってこない。上司でも呼びに行ったのかと思っていたが、シカトを決めたように思える。
中年男性は去って行った。そのあとまた戻って続きがあったかどうかわからないけれど、 私は中年男性の言う
「大きなカブ!」
ということばから、同名の、あの絵本の最後のページが頭に浮かんで仕方ない。
他のお店で見つかったらいいね…おじさん…
誰に頼まれたのかしら…
いろいろ想像してしまった。