嫁入り支度にもたせてもらったたくさんの着物。
娘を妊娠する前に着付け教室に通っていたのだけれど、悪阻に負けて中断、その後生活に追われてやめてしまったので、長年虫干しもせずにいた。
息子が着物を着るようになり初めて真面目に着物と向き合ってみた。
中身がわかるように書いた母の筆字が遺っているので交換したくなかった畳紙だが、てんてんとシミが見えたので心が蒼ざめた。
片っ端から拡げて点検したところ、練習に使っていた辻が花二枚の裏の惨状発見。
お母ちゃんほんま、かんにん((((;゜Д゜)))))))
他にも数点、虫喰いはないが、畳紙の接着剤からかと思われるシミが付いているのがあった。
一番好きだった訪問着は3年前にクリーニングに出したにもかかわらず、袖の同じ所にシミが出ていた。
結婚前に母が衝動買いしてくれた着物だったのに。
取り急ぎ畳紙を全て交換して必要に応じてクリーニングに出す。
染み抜きしても絶対着ることはなさそうな若い人用の着物はほどくことにした。
ほどいて何を作ろうかな。パッチワークの先生でもある友人に相談しよう。
それで、久しぶりに自分で着物を着てみた。
なんか簡単~。
何故でしょう。
若い頃、あんなに四苦八苦して、汗かいて体型補正に手こずったのに、ズドン!と着られるからかな?
きっとそうだと思う。ウエストなんて邪魔のものありまへんがな。
帯は結べなかったけれど、着物を着るのは楽になったから、これからまた習ってみようかな。
この騒動に娘が首を突っ込んできて、私の長着に袖を通した。
裄の長さが10センチ以上違うジャンボな娘に私の着物は無理でした。
仕立て直しも男竿サイズだから無理!だと思う……
着たいなあ~残念だなぁ~という顔をしているのでこれは大変!
どうぞ自分の甲斐性で買ってね~と私は逃げ腰。
拡げた着物と帯は全て写真に納め、いつでも見られるようにした。
そして、今朝、山のような畳紙を棄てた。母の思いがこもった字にサヨナラした。