笑える動画としてお楽しみください。
http://www.youtube.com/watch?v=BoDK4z8KeXc
予報レベルは、低いと判断せざるを得ない。
偏西風がどう流れているのかも分かっていないようである。
全て、ファンタジーで動いているようだ。
追記:
最後のコメントには、同意しない。
笑える動画としてお楽しみください。
http://www.youtube.com/watch?v=BoDK4z8KeXc
予報レベルは、低いと判断せざるを得ない。
偏西風がどう流れているのかも分かっていないようである。
全て、ファンタジーで動いているようだ。
追記:
最後のコメントには、同意しない。
1951年製作の小津安二郎監督「麦秋」を見た。
私も生まれていないが、古き北鎌倉、東京、湘南電車、鎌倉の大仏様が写っていた。
主人公の紀子(原節子さん)が、お嫁に行く話であるが、色々と家族、結婚等考えさせる映画である。
先ず、タイトルの麦秋が良い。
この「ばくしゅう」という響きも良い。
私は、東京の府中市生まれ。
私の家は、京王線の北側だったので、国分寺崖線と府中崖線の間。
この地域の空き地は、畑で、多くは麦畑が多かった。
府中崖線から南側に続く多摩川までは、水田地帯が広がっていた。
5月の金色に輝く麦秋を、小学校の行き帰りに、良く見ながら通学していた。
映画の最後に映る麦畑はモノクロであるが、金色に見える。
風に揺れる様は、今も鮮明に記憶に残っている。
この映画で気づいたこと:
・湘南電車(横須賀線)が、1951年当時から10両編成であったこと
・湘南電車の座席の基本は、今と変わらず、ドア側に3人、その奥に4人掛けのボックス席があった(正確には、最新の横須賀線は、横向きの長椅子になっている)
・湘南電車も、省電と同じく、出入り口の中間に天井まで伸びた棒があったこと
・北鎌倉駅の雰囲気は今とあまり変わらなかったこと
・割烹の料理が一人570円でたべられたこと
しかし、5号くらいのショート・ケーキが、900円もしていた。すごく高かったこと。
900円あれば、いい毛糸が半ポンド買える。(当時は、毛糸で子供らのセーターを編んでいた)
・なんだか知らないが、子供の嗅覚がすごく、ショートケーキを食べている夜中におきてきたこと
・玄関が、引き戸であったこと。開けると同時にベルがなる仕組みであったこと
・家庭の電話は、話す方と聞く方とが別々で、壁掛けの電話だったこと
・チボー家の人々が読まれていた。手にしている本は。A5版の大きさで、薄手の雑誌風であったこと
・紀子の会社のタイプライターが、馬鹿デカかったのと、原稿を見ずに打ち込んでいた。映画の設定では、英文レターを直接打てる(英文レターを書ける)秘書だったこと
・貿易会社らしく、「あれは、ペンディングだよ」と普通に使っていたこと
・割烹の女将さんの娘が、付けを取りに、会社の役員室に普通に訪れていること
・専務は、その場で小切手を切っていたこと
・新婚旅行先は、修善寺、熱海だったこと
・興信所が近所で聞き込みをしていたこと。今でもあるのだろうか?
・子供たちが、32ミリゲージの鉄道模型で遊ぶシーンがあるが、当時としては凄く裕福な家であったこと(親は、医者)
・子供が家出をした場所は、遠くに江ノ島が見える稲村ヶ崎あたり。寂しい景色であったのと、海岸を走る134号線は、舗装されていなかった(画面右下に水溜りが写っていた)
・道路の電柱は、木の電柱だった
・戦後6年経つが、戦地から子供が戻ってくると信じる親と、諦めている親がいて、決心できない状態でいる時代だったこと
・どこの家でも、布団の綿の打ち返しをしていた
・湘南電車の踏切には、使用中止と英語のCAUTIONと併記。進駐軍が統括していた時代とわかること。使用中止としている自動アラームとはなんのことなのかは、分からない
・お見合いを断ったとき、専務から「アプレゲール」と言われた。アプレゲールとは、戦後派を意味する言葉であるとある。初めて知った言葉だった
・紀子さんのブラウスは、いつも良い物をきていた
・義姉と紀子が歩く海岸。海の地平線が、きっちりと水平になっていた。
カメラマン(厚田 雄春)の技術が凄いということ。
地平線が水平でないと、絵として収まりが悪い。水が傾いた方に流れ出している感覚となる。
直前に見た、松本潤主演のリメイク版「隠し砦と三悪人」の最後の海のシーンの水平線は、少し傾いていた。
写真を趣味にしているので、この水平線は、気になるポイント。
クレーンで上げた後の地平線も水平。
・俳優が素晴らしい。
(紀子の兄)笠智衆さんの若い姿を初めて見た。
関口宏のお父さんの(紀子の会社の上司の専務)佐野周二さんも若い。
(紀子の父)菅井一郎さん、(紀子の母)東山千栄子さん、(紀子の義姉)三宅邦子さん、(紀子)原節子さん、(お友達)淡島千景さん、(結婚する人の母)杉村春子さんと、豪華な俳優さん達。
しかも、皆、若い。
意外だったのは、原節子さん。後ろ姿から判断すると、少し太めの体型だったこと
小津ワールドが詰まった作品と考える。
小津ワールドにハマる気配を感じている。
休題:
ロケ地は、ここを参照: