神社やお寺にお参りする際に、願いごとをかなえてもらうお礼などとして奉納する金銭のことを何というでしょうか?
・あぶく銭
・たばこ銭
・びた銭
・さい銭
→ さい銭
奉納する供物としての意味の他に、個人の罪やけがれを祓い清める意味もあります。日本では16世紀半ばごろに始まった風習と考えられています。
賽銭(さいせん):祈願成就のお礼として神や仏に奉納する金銭のこと。元は金銭ではなく幣帛・米などを供えた。
回答案の意味は、次のとおり。
あぶく銭(ぜに):苦労せずに得たお金のこと。
タバコ銭(せん):タバコを買う金。転じて、タバコ一箱分くらいのわずかの金。小遣いや心付けなどにいう。タバコ代。
びた銭(せん):1 表面の文字が磨滅した、質の粗悪な銭貨。びたぜに。びた。 2 室町中期から江戸初期にかけて私鋳された、永楽銭以外の粗悪な銭。 3 江戸時代、寛永通宝一文銭の鉄銭の称。
粗悪な銭貨は「鐚銭」(びたせん)又は「悪銭」(あくせん)と呼ばれ、一時は撰銭四枚で一文とする取り決まりがなされるなど、一般の銭貨よりも低い価値とされるようになった。
撰銭(えりぜに、えりせん、せんせん):日本の中世後期において、支払決済の際に、劣悪な銭貨(鐚銭(びたせん)・悪銭とも)を忌避・排除したことをいう。