旅客船「セウォル号」沈没事故は、4月16日の朝8時48分、未だ、不明者が多数いる状況。
お亡くなりになられた方、行方不明者の一刻も早い救助をお祈りたします。
一方で、この沈没事故から見える韓国人があります。
・遺体を背景に記念写真を撮ろうとする海洋水産部長官:
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/21/2014042100895.html
20日午後6時ごろ彭木港に到着した李長官は遺体の安置所を視察した後、海洋警察、安全行政部、教育庁などの関係者からブリーフィングを受けた。その後、李長官が先に席を立つと、ソン監査官が安全行政部の関係者らに「記念写真を撮ろう」と声を掛けたことが周囲に伝わった。
・乗組員、避難放送の38分前に、乗船客より先に脱出:
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/21/2014042100822.html
セウォル号と珍島海上管制センター(VTS)の交信記録が20日判明し、乗組員の一部が船体が傾き始めて約50分後の16日午前9時37分から脱出を開始したのに対し、乗客に避難を指示する放送を行ったのは10時15分だったことが分かった。乗組員の一部は、乗客を置き去りにして、避難放送の38分前から脱出を始めていたことになる。
・ずさんな運用と管理
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/20/2014042001565.html?ent_rank_news
乗務員らは乗客への救助措置を取らず真っ先に脱出するなど危機対応マニュアルを無視したほか、出航前の点検報告書が事実と異なるなど運航管理のずさんさが浮き彫りになっている。
・後手後手の韓国政府の対応
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/19/2014041900580.html?ent_rank_news
300人近い乗客が船と共に海底に沈んでいる緊迫した状況で、2日以上にわたり救助隊が船内に入れない現実を目の当たりにしながら、世界のどの国が大韓民国を「世界最先端の携帯電話を製造し輸出する国」だと信じるだろうか。国民は政府当局が事故原因について明確な説明もできず、乗客の数や救助された人の数、またそれが誰なのかについてさえ把握できずおろおろする様子を見ながら、政府関係者の事故対応能力がいかに低レベルかをあらためて知った。国民の安全が最優先ということで「行政安全部」を「安全行政部」に変更した政府の現状が、まさにこのざまだ。
・正確な報告もなく、右往左往し、狼狽する朴韓国大統領:
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/19/2014041900568.html?ent_rank_news
旅客船「セウォル号」沈没事故への対応に当たる公務員たちが、国民のことは眼中になく大統領の顔色ばかりうかがう姿をあからさまに見せている。「韓国政府には大統領1人しかおらず、責任を持って働く官僚はいない」という嘆きの声が、行方不明者の家族はもちろん国民の間でも高まっている。
これらの記事は、自国の朝鮮日報の記事の抜粋:
韓国の実態が浮かび上がっている。
海外からの報道は、次のとおり。
・韓国の安全軽視は「持病」、米紙が指摘:
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/18/2014041800716.html?ent_rank_news
米紙ニューヨーク・タイムズは17日「まだ多くの乗客が船内に取り残されている可能性がある。(6・25戦争〈朝鮮戦争〉以降の)平時に発生した事故としては最悪の大惨事になるのではないかとの見方が広がっている」と報じた。ロイター通信も、1993年に発生した西海(黄海)フェリー沈没事故を例に挙げ「この20年間、韓国で発生した海難事故としては最悪」と報じた。
・「船長は悪魔」「韓国の限界」外電の反応:
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/21/2014042100730.html
米経済誌「フォーブス」は、透明さを欠き、義務を果たさない韓国の企業文化をセウォル号の事故の原因として挙げた。
同誌はセウォル号が所属する清海鎮海運のキム・ハンシク代表の実名を挙げ「キム氏は本当に体調が悪いのかもしれないが、韓国の企業文化からみて、責任を逃れるためかもしれない」と指摘した。
同誌はさらに、「韓国の企業経営者はしばしば、同情を買うために、入院中の服装を着たり車椅子に乗ったりして現れる。韓国国民は車椅子に乗った企業経営者に慣れっこだ」とも書いた。
中国紙の環球時報(英語版)は、セウォル号の事故を「韓国の現代化水準を示す試金石」と指摘した。同紙は「発展した国も安全の危機に直面する」と題する社説で「今回の事故は韓国のように現代化した国家の海上安全および緊急時の対応水準が考えていたよりもはるかに劣る理由に疑問を抱かせる」とした。その上で「韓国の今回の災難は、後発国の現代化の限界とぜい弱性を示す事例だ。現代化は人命保護に焦点を合わせなければならない」と書いた。
海外も、韓国の実態が分かっているコメントである。