はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

ゆでだこ療法

2011年12月12日 | 健康
私はこの10年間、インフルエンザの予防注射を受けておりません。
もちろん、インフルエンザの患者さん達を診察せねばならないので、必ず罹患するはずです。
しかし、実際に発症したのは2回くらいです。
どうやって、発症を回避しているのかと言えば、”ゆでだこ療法”です。
インフルエンザウィルスに取り付かれると、なんともいえないヤバイ感じがします。
このヤバイシグナルを自覚したら、速攻で41度の風呂に入って、顔から汗がでるまで我慢します。
インフルエンザウィルスは熱に弱いのです。
インフルエンザに罹った時に高熱が出るのは、熱でウィルスをやつけようとする防御反応なのです。
41度の風呂に浸かって我慢すると、体温も41度になります。
この熱で、のどに取り付いたばかりのウィルスをやつけるのです。
発症はしませんが抗体はできます。ですから予防注射がわりとも言えます。
インフルエンザに限らず、普通の風邪にも有効です。

ケトン体半減

2011年12月12日 | 糖質制限食


12月5日のケトン体の測定結果は811でした。
11月が1810でしたから半分以下に減少しています。
原因はビールにあると推測されます。
ホテルでの一次会の乾杯は普通の瓶ビールしかありませんので、仕方なく、しばらくは、それを飲むしか無いのです。
仮に大瓶一本を飲んだと仮定すると、3.1×6.33=19.6グラムの糖質を摂ったことになります。
糖質5グラムが、インスリンを出さずに済む限界ですので、完全にアウトです。
分泌されたインスリンがLPL(リポプロテインリパーゼ)を阻害するので、中性脂肪が脂肪酸とグリセオールに分解されなくなります。
脂肪酸=ケトン体ですので、ケトン体が減少します。
しかも、経験的に、その減少は急激に大規模に起こることも分かっています。
ケトン体を増やすのは、そう簡単ではありません。
たとえ断食をしたとしても、ケトン臭がでるには3,4日かかるそうです。
毎日の地道な努力で築き上げたケトン体が、たった一本のビールで叩き潰されるのですから割に合いません。
これからはホテルの一次会へは、糖質ゼロの500ml缶の持ち込みを計画してみます。