はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

卒院

2015年09月05日 | 糖質制限食
本日、78歳の男性患者さんが、はせがわクリニックを卒院されました。

初診は昨年の8月で、他医にて糖尿病と診断され、SU剤(アマリール)が処方されていました。
早速、糖質制限を指導し、薬をDPP4阻害薬(ジャヌビア)に変更しました。

糖質制限食を徹底させるのには時間がかかりましたが、血液データは徐々に改善していき、今年の5月からは、内服薬を中止することができました。

今回の血液検査の値は、すべて正常値でした。
空腹時血糖値:105、HbA1c:5.9、中性脂肪:99だったのですが、
空腹時血糖値が100を超えているところがミソなのです。
糖質制限を実行していない一般人は、私もそうでしたが、朝食前の血糖値は100以下です。
つまり、前の晩の糖質摂取によって、インスリンが分泌され過ぎることにより、反応性の低血糖を起こしてしまうのです。
血糖値が100あれば、たやすく我慢できる程度の空腹感しか自覚しません。(融通の利く空腹感)

この方の場合は、初めて中性脂肪が目標であった99以下に達したので、当院を卒業としました。
中性脂肪の値が糖質制限の徹底度を表すのです。

78歳での糖質制限達成は、はせがわクリニックの最高齢記録です。


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