はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
パーキンソン病にはグルタチオン点滴を
癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

はせがわクリニックからの卒業

2016年07月04日 | 糖質制限食
ハワイ旅行というビッグイベントをアップした反動で、帰国後の生活が、
なんだかトリビアルな出来事の繰り返しのように思われてしまいました。

気を取り直してデイリーなネタのアップを再開します。

68歳の女性Uさん。
数年前に糖尿病、高血圧、高コレステロールを指摘されました。

糖尿病専門医を受診され、以下の処方を受けておられました。

ネシーナ25:1錠、メトグルコ250:2錠 (糖尿病薬)
オルメテック:1錠、アムロジピン2.5:1錠 (降圧剤)
クレストール5:1錠 (コレステロール薬)
ウルソ100:3錠 (脂肪肝の薬)
バイアスピリン100:1錠 (血栓を出来にくくする薬)

口コミにて平成27年5月27日当院初診

( 初診時のデータ )

肝機能はすべて正常、総コレステロール128と低値、LDLも62と低値でした。
HbA1Cは6.4、FBS133でした。

心電図では左軸偏位でしたがAFは認めませんでした。
胸部レントゲンにて左室肥大を認めました。

手持ちの薬であるネシーナ、メトグルコ、クレストール、ウルソ、バイアスピリンを中止して
血圧の薬であるオルメテックとアムロジピンだけの服用を指導し、
糖質制限のオリエンテーションを始めました。

農業従事者ですので、野良仕事の傍ら若干の糖質を摂取しなければならない場合があるとのことでしたので
8月からジャヌビアの処方をスタートさせました。

HbA1Cは年末には5.9と正常値になりましたが、寒さのせいか血圧が上昇してきましたので
左室肥大も考慮して処方を以下のように変更しました。

ジャヌビア50:1錠
アムロジピン2.5:1錠

そして、先月の血液検査でもHbA1Cは5.9、BS108でしたので、ついにジャヌビアをカットすることができました。

完全に糖質制限を理解して実践されておられます。

そして、本日の血圧は138でした。
来月も血圧が140以下でしたら、寒くなるまでは、もう薬も通院も要らないと指導するつもりです。

また当院からの卒業生が出そうです。

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