一昨日に妹が来熊したので二晩続けて飲みに出ました。妹は外飲み7連チャンだそうです。
いくつかの昔話が話題に上ったのですが、その中からチョット面白そうな出来事をアップします。
私が20代半ばの頃ですが、台風の影響で列車が遅れ、博多駅で2時間ほど時間をつぶすことを余儀なくされました。
妹と二人連れです。とりあえずは地下の食堂街へ入りました。
高校生時代から私は、友達とジャンケンで負けた方が、ある恥ずかしい行動をとるというゲームを続けていました。
たとえば、田舎者のふりをして、デパートのエレベーターに乗り込む時に靴を脱ぐとか、あるいは降りる時にはエレベーターガールに10円払おうとするなど。
その日私は妹にある賭を提案しました。
私が食堂街の純喫茶に一人で入って、水を2杯持ってこさせ、結局は何も注文せずに店を出れたならば、1000円ゲットするという内容でした。
他人のふりをしてコーヒーを飲みながら待ち構えている妹のすぐそばのボックスに私は座りました。
水を持ってきたウェイトレスに私は、もう一杯の水を頼みました。
二人連れだろうと思ったウェイトレスはすぐに水を持ってきました。
二つのコップを右手と左手に持ち、交互に飲みながら私は注文しました。
”タヌキうどん一杯!”
ウェイトレスは当然、”ありません。”と答えます。
そこで私は、”なら、キツネでもいい!”とたたみかけます。
すると彼女は私にメニューを手渡しながら、”ここは喫茶店です。麺類はスパゲッティーしかありません。”と言います。
私が、”スパゲッティーは苦手なんだよなー”とつぶやくと、彼女は私を店外に誘導しました。
そして5軒ほど先に見えるうどん屋を指さして、”うどんなら、あの店に行って下さい。”と言いました。
私が丁寧にお礼を述べて、うどん屋方向に歩き始めたのは、言うまでもありません。
で、次は妹の番です。とりあえずは、天津甘栗屋でみかんを注文したならば、100円ということにしました。
妹は天津甘栗屋に行き、”みかんを下さい。”と言いましたが、店員は、”見たらわかるだろうが。みかんがあるはず無かろうもん。”と言い返してきて、
チョット険悪な雰囲気になりました。
そこで私はあわてて駆け寄り、笑いながら、”みかんが無ければバナナでもいいよ。”と言いました。
それでやっと、ジョークだと理解してもらえて一件落着しましたが、私の助けを借りたので100円はチャラだということになりました。
1000円を取り戻したいなら、あそこの手荷物預かり所に行って、”私を預かって下さい。”と言ってこいと、私は妹をけしかけました。
預かり所の前を何度も往復しながら、ためらっていた妹ですが、意を決して初老のスタッフの前に行き、キョウツケの姿勢で、
”私を預かってもらえませんか?”と言い放ったのです。
初老のスタッフはシャレのわかる人で、その応えは素敵でした。
”いいけど、大荷物扱いになりますよ。”
いくつかの昔話が話題に上ったのですが、その中からチョット面白そうな出来事をアップします。
私が20代半ばの頃ですが、台風の影響で列車が遅れ、博多駅で2時間ほど時間をつぶすことを余儀なくされました。
妹と二人連れです。とりあえずは地下の食堂街へ入りました。
高校生時代から私は、友達とジャンケンで負けた方が、ある恥ずかしい行動をとるというゲームを続けていました。
たとえば、田舎者のふりをして、デパートのエレベーターに乗り込む時に靴を脱ぐとか、あるいは降りる時にはエレベーターガールに10円払おうとするなど。
その日私は妹にある賭を提案しました。
私が食堂街の純喫茶に一人で入って、水を2杯持ってこさせ、結局は何も注文せずに店を出れたならば、1000円ゲットするという内容でした。
他人のふりをしてコーヒーを飲みながら待ち構えている妹のすぐそばのボックスに私は座りました。
水を持ってきたウェイトレスに私は、もう一杯の水を頼みました。
二人連れだろうと思ったウェイトレスはすぐに水を持ってきました。
二つのコップを右手と左手に持ち、交互に飲みながら私は注文しました。
”タヌキうどん一杯!”
ウェイトレスは当然、”ありません。”と答えます。
そこで私は、”なら、キツネでもいい!”とたたみかけます。
すると彼女は私にメニューを手渡しながら、”ここは喫茶店です。麺類はスパゲッティーしかありません。”と言います。
私が、”スパゲッティーは苦手なんだよなー”とつぶやくと、彼女は私を店外に誘導しました。
そして5軒ほど先に見えるうどん屋を指さして、”うどんなら、あの店に行って下さい。”と言いました。
私が丁寧にお礼を述べて、うどん屋方向に歩き始めたのは、言うまでもありません。
で、次は妹の番です。とりあえずは、天津甘栗屋でみかんを注文したならば、100円ということにしました。
妹は天津甘栗屋に行き、”みかんを下さい。”と言いましたが、店員は、”見たらわかるだろうが。みかんがあるはず無かろうもん。”と言い返してきて、
チョット険悪な雰囲気になりました。
そこで私はあわてて駆け寄り、笑いながら、”みかんが無ければバナナでもいいよ。”と言いました。
それでやっと、ジョークだと理解してもらえて一件落着しましたが、私の助けを借りたので100円はチャラだということになりました。
1000円を取り戻したいなら、あそこの手荷物預かり所に行って、”私を預かって下さい。”と言ってこいと、私は妹をけしかけました。
預かり所の前を何度も往復しながら、ためらっていた妹ですが、意を決して初老のスタッフの前に行き、キョウツケの姿勢で、
”私を預かってもらえませんか?”と言い放ったのです。
初老のスタッフはシャレのわかる人で、その応えは素敵でした。
”いいけど、大荷物扱いになりますよ。”
年末年始の忙しさで先生のブログに目を通していませんでしたので、今日 一気に読ませていただきました
もう これが傑作ですね
ヘタな小説読むより 相当面白いです
芸人さんのネタ帳みたいで 皆さんに読んで欲しいですよ
今年もどうぞ宜しくお願いします(^^)v