総論は4つの章に分かれていて
1.50歳前後まではブドウ糖をエネルギー源としてもよいが、その後は糖質制限に変更するべきだ。
2.染色体の末端にテロメアという構造物が鞘のようにかぶさっている。
テロメアは染色体がバラバラになる(すなわち細胞が死ぬ)のを防いでいる。
テロメアは寿命の回数券とも呼ばれ、使い切ると寿命も尽きる。
テロメアは病気によって死滅した細胞を、細胞分裂で補う時に消費される。
したがって、肥満や高血圧、糖尿病では細胞が死滅しやすいのでテロメアの消費がおこる。
活性酸素はテロメアを破壊する。
3.長寿遺伝子が人間には7種類あることがわかっている。
しかし、普段は細胞の中で眠っている。
長寿遺伝子をオンにする条件は、50歳以上であることと、糖質制限と適度な運動である。
4.腸内細菌をバランス良く増やすことが免疫力を高めるし、認知症やうつ病を予防する。
ですが、2.3.4章は私にとって新しい知識ですので勉強になりました。
各論ではひたすら飲食物の話になります。
1.摂取すべき物
野菜全般、きのこ、豆、ベリー、海藻類、発酵食品(生味噌、納豆、ぬか漬け、チーズ)
週に4回の肉料理と週に2回の魚料理、スパイス、赤ワイン、プロポリス、DHA、EPA
硬水、アルカリイオン水、水素水
2.摂取を避けるべき物
白物(白ご飯、白パン、うどん)、水道水、防腐剤が入っている物、トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)
アルコールが強い人は、休肝日を作る必要は無いそうですが、赤ワイン2杯くらいが限度だそうです。
著者は73歳の医学博士で、”酒と女は2号まで。”という言い回しで紹介しています。
聞いたことは有りませんでしたが、うまい表現にニヤッとさせられました。
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