後半の私は10番でトリプル、11番のミドルでダブルスコアの8でした。
いつもなら、私の負けが確定してもおかしくないのですが、この日は妹もダボ、トリ、トリのスタートで1打のリードは変わりませんでした。
しかし13番のダボで追いつかれ、15番のトリで2打のリードを許してしまいました。
16番で1打返して、1打差のまま18番のロングに来ました。
私のティーショットは引っかけで、左のOB方向に飛び出しました。
絶望的な目で行方を見守りましたが、なんと木に当たった球はセーフゾーンにもどってきました。
とりあえず目の前の木を越えるためにPWでフルショットしましたが、残りは未だ250ヤードもあります。
しかし、そこからの5番ウッドがナイスショットでグリーン手前30ヤードまで進むことができました。
その時点では妹も3打を要してグリーンまで60ヤードの場所に来ましたので、寄せ勝負です。
まず、妹の寄せはナイスショットでピン手前3mに止まりました。
その瞬間に妹は勝利を確信してバンザイをするではありませんか!
私は全力を振り絞ってSWでピンの左上2mに寄せ返しました。
妹は2パットで先にホールアウトしました。
しかし、私が2mを沈めると引き分けです。
第一打が木に当たってセーフになり、第2打もPWでぎりぎり木を越えることができ、難しい5番ウッドのナイスショットが生まれ、妹の内側に寄せ返した流れからして、
そのパットが入る確率はかなり高いと思い、自信を持って下りのスライスラインを打ちました。
すると、なんということでしょう!!私の球はカップ左を、入りそうなそぶりも見せずに通り過ぎていくではありませんか!!
18番ホールの、これまでの流れは何だったのでしょうか。
この日のゴルフの女神は、私が最も忌み嫌うところの、”思わせぶりな女”であったに違い有りません。
その夜は箱根のリゾートホテル、”リカーブ”に4人でチェックインしました。
ゆっくりと温泉に浸かった後は、互いに350mlの缶ビールを購入して、T君と部屋にもどりました。
7時のバイキング開始時間まで30分以上あったからです。
ピーナツをつまみに、チビチビとやりながら時間がくるのを待ちました。
途中で洗面所に行ったのですが、帰ってくるとTくんが、”先輩、ビール未だ残ってますよ!”と言います。
そういえばT君はものの5分もかけずに、ビールを飲みあげて、ピーナツを食べ尽くし、違うナッツの袋を開けていました。
私は、”君にはペース配分というものが無いのか?”と一応、説教はしたのですが、T君の余りにも物欲しそうな表情に負けて、残ったビールを与えざるをえませんでした。
T君いわく、”アルコールは最初からガバガバ飲んだ方が、楽しい時間を長く味わえる。”のだそうです。
バイキングは糖質制限中の私達(私は厳密、慎ちゃんと妹はチョイユル、T君はユルユル)にとって最高の形式です。
90分の制限時間を有効に活用して楽しく飲むことができましたが、T君と妹は最後の方で、”追い込み”と称してさらに食べ物を詰め込んでいました。
その後は、そこから歩いて行ける慎ちゃんの別荘マンションに移動して、飲み続けました。
結局、その夜は4人でウィスキーを2本、焼酎の4合瓶を2本飲み上げました。他に生ビールや赤ワインも飲んでいます。
ベロベロに酩酊した足で、また4人でホテルまで歩かねばなりません。
結構しっかりしていた妹の話によれば、私達は3人で腕を組みながら修猷館の応援歌を歌い、ヨロヨロと歩いていたそうです。
もちろん、私達3人とも、歩いた時の記憶はありませんでした。
さらに、ホテルに帰り着くと、3人で、私とT君が非常用に1本ずつ持ち合っていたサントリー角のポケット瓶(180ml)
を飲み直したようなのです。
朝起きたら、1本半が空になっていました。
熊本空港に無事に着いて、自宅までTくんを送り届けたのですが、2泊3日がいろんな事がありすぎたせいか、ひどく長かったように思えて、
その反作用でしょうか、出発する前のことが、遠い昔の出来事のように、記憶のかなたに消えていました。
いつもなら、私の負けが確定してもおかしくないのですが、この日は妹もダボ、トリ、トリのスタートで1打のリードは変わりませんでした。
しかし13番のダボで追いつかれ、15番のトリで2打のリードを許してしまいました。
16番で1打返して、1打差のまま18番のロングに来ました。
私のティーショットは引っかけで、左のOB方向に飛び出しました。
絶望的な目で行方を見守りましたが、なんと木に当たった球はセーフゾーンにもどってきました。
とりあえず目の前の木を越えるためにPWでフルショットしましたが、残りは未だ250ヤードもあります。
しかし、そこからの5番ウッドがナイスショットでグリーン手前30ヤードまで進むことができました。
その時点では妹も3打を要してグリーンまで60ヤードの場所に来ましたので、寄せ勝負です。
まず、妹の寄せはナイスショットでピン手前3mに止まりました。
その瞬間に妹は勝利を確信してバンザイをするではありませんか!
私は全力を振り絞ってSWでピンの左上2mに寄せ返しました。
妹は2パットで先にホールアウトしました。
しかし、私が2mを沈めると引き分けです。
第一打が木に当たってセーフになり、第2打もPWでぎりぎり木を越えることができ、難しい5番ウッドのナイスショットが生まれ、妹の内側に寄せ返した流れからして、
そのパットが入る確率はかなり高いと思い、自信を持って下りのスライスラインを打ちました。
すると、なんということでしょう!!私の球はカップ左を、入りそうなそぶりも見せずに通り過ぎていくではありませんか!!
18番ホールの、これまでの流れは何だったのでしょうか。
この日のゴルフの女神は、私が最も忌み嫌うところの、”思わせぶりな女”であったに違い有りません。
その夜は箱根のリゾートホテル、”リカーブ”に4人でチェックインしました。
ゆっくりと温泉に浸かった後は、互いに350mlの缶ビールを購入して、T君と部屋にもどりました。
7時のバイキング開始時間まで30分以上あったからです。
ピーナツをつまみに、チビチビとやりながら時間がくるのを待ちました。
途中で洗面所に行ったのですが、帰ってくるとTくんが、”先輩、ビール未だ残ってますよ!”と言います。
そういえばT君はものの5分もかけずに、ビールを飲みあげて、ピーナツを食べ尽くし、違うナッツの袋を開けていました。
私は、”君にはペース配分というものが無いのか?”と一応、説教はしたのですが、T君の余りにも物欲しそうな表情に負けて、残ったビールを与えざるをえませんでした。
T君いわく、”アルコールは最初からガバガバ飲んだ方が、楽しい時間を長く味わえる。”のだそうです。
バイキングは糖質制限中の私達(私は厳密、慎ちゃんと妹はチョイユル、T君はユルユル)にとって最高の形式です。
90分の制限時間を有効に活用して楽しく飲むことができましたが、T君と妹は最後の方で、”追い込み”と称してさらに食べ物を詰め込んでいました。
その後は、そこから歩いて行ける慎ちゃんの別荘マンションに移動して、飲み続けました。
結局、その夜は4人でウィスキーを2本、焼酎の4合瓶を2本飲み上げました。他に生ビールや赤ワインも飲んでいます。
ベロベロに酩酊した足で、また4人でホテルまで歩かねばなりません。
結構しっかりしていた妹の話によれば、私達は3人で腕を組みながら修猷館の応援歌を歌い、ヨロヨロと歩いていたそうです。
もちろん、私達3人とも、歩いた時の記憶はありませんでした。
さらに、ホテルに帰り着くと、3人で、私とT君が非常用に1本ずつ持ち合っていたサントリー角のポケット瓶(180ml)
を飲み直したようなのです。
朝起きたら、1本半が空になっていました。
熊本空港に無事に着いて、自宅までTくんを送り届けたのですが、2泊3日がいろんな事がありすぎたせいか、ひどく長かったように思えて、
その反作用でしょうか、出発する前のことが、遠い昔の出来事のように、記憶のかなたに消えていました。
3人の先輩方の「人間性の濃さ」に終始圧倒されていました。ゴリラの群れに迷い込んだニホンザルのようでした。今回の旅は私にとって「学宿」だった気がします。