
満足しました。
青春小説、ハードボイルド、恋愛小説、ミステリー小説など、様々なエレメントが混ざり合った長編小説です。
作者は1968年に中国出身の両親の長男として台湾で生まれました。
修猷館のすぐ隣にある西南学院中学、高校、大学を卒業していますが、現在も国籍は台湾です。
主人公は、東山彰良の父親がモデルなのだそうですが、年齢は作者の10歳上くらいに設定されています。
父親から聞いた大陸での共産党と国民軍との戦いや、台湾での軍隊体験などがベースになっているのですが、
半分くらいは自叙伝的な要素があるのではないかと思われます。
とにかく、読みだしたら止まらないという面白さでした。
この作家は2003年のデビューで、いくつかのヒット作もあるようですが、本来はミステリー作家だとか。
この秋は東山彰良で楽しめそうです。
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