一年ぶりにボウルを購入しました。
ハンマー社の BLACK WIDOW ASSASSIN 15ポンドです。
訳せば、" 黒衣の未亡人を装った暗殺者 " でしょうか。
未亡人シリーズの最新作ですが、相変わらずのオドロオドロシイネーミングです。
私はボールレイアウトを自分でデザインしますので、さっそく自宅に持ち帰りました。
私のボウリンググッズです。
蜘蛛(クモ)のイラストが未亡人シリーズのトレードマークです。
今日は私のレイアウトスキルを公開します。
このスキルは習ったものではなく自己流で開拓したものですので、もっとスマートな方法があるのかも知れません。
あるのかも知れませんが、私のスキルには捨てがたい利点があるのも事実です。
さて、何故レイアウトが必要なのかと言えば、ボウリングボールの中身にはコアと呼ばれるラグビーボールのような形の重り(はずみ車)が入っているからです。
この図で赤丸は指穴で、ほとんど完全な縦回転でボールを向こう側に転がすとイメージしてください。
Aは最終的にボールはこのようになって転がるだろうという、右にも左にも曲がらないレイアウトです。
Bも真っすぐに転がりそうですが、ちょっとでも軸が倒れると、右か左かに曲がりながら、やがてAの状態になるでしょう。
Cは左に倒れて結局Aの状態になりますが、ボールはその間フックしていくでしょう。
すなわち、Cのようなレイアウトを施すと真っすぐ投げてもフックするのです。
Cは45度ですが、60度や70度など、Bに近づけてやれば、最初は倒れにくく、一旦倒れだすと急速に倒れていくでしょう。
つまり手前では曲がらないけれども、先の方で急速に曲がる、キレのある球筋が実現するのです。
単純にコアをラグビーボールで説明すると上記のようになります。
しかし、最近は非対称型といって、ラグビーボールを縦半分に切ったようなコアが主流となっています。
つまりもう一つ軸があるのです。
ボールには最初の軸の目印としてピンという丸いマークが付けてあります。
後の軸として、マスバイアスポイントというメーカーごとに異なるマークが付けてあります。
さらにボールの重心を表す印も付けてあります。
この3つのマークに対して、どこに指穴を掘るかを決めることがボールレイアウトなのです。
さて、先ほどの図ABCは、真っすぐに縦回転をかけたと仮定した場合の説明です。
しかし、実際には、ボールに付着してくるオイルを観察すれば、この図のようになるのが一般的です。
オイルの一番内側の付着をファーストトラックと呼び、投げたときの最初の一回転目の付着です。
これは、この図のように、最初から傾いています。
この軸の傾きの頂点 をPositive Axis Point (PAP) と呼びます。
PAPの位置はグリップセンターから右に何インチ行って上(まれに下)に何インチあがったかで表示されます。
さて、ボウリングボールの大きさはルールによって決まっていて、その円周は27インチです。
すると1/4周、つまり90度は6と3/4インチとなります。
つまり、この図で予想されるPAPというか頂点Xは6と3/4からaを引いた分、グリップセンターから右に行った地点にあります。
そして傾いていますのでそこから少し上にあがるはずです。
どのくらい上がるかということに関しては経験が物を言います。
ファーストトラックの傾き具合から推定するのです。
しかしこれについては、少々の誤差は、結果にそれほど影響を与えません。
そうやって決定された私のPAPは、グリップセンターから、右に5と1/2インチ行って、上に1と1/8 インチあがるというものです。
私の今回のレイアウト計画は、最初の軸(ピンとの軸)とPAPとの傾きをを60度にするというものです。
ボールの円周、つまり360度が27インチですから、60度はその1/6の4と1/2インチになります。
そこでピンを中心にコンパスで半径4と1/2インチの円を描きます。
さらに、マスバイアスポイント軸との傾きを75度にしたかったので、同様に計算して、
そのポイントを中心に半径5と5/8インチの円を描きます。
その二つの円の交点にPAPがくるようにすればよいわけです。
グリップセンターから右に5と1/2インチ行って1と1/8インチ上がるということは、
PAPから言えば、下に1と1/8インチ下がって、左に5と1/2インチ行くということです。
そこで、PAPを中心として半径1と1/8インチの円を描きます。
その下側の円周に接するように専用の計測器で5と1/2インチの目盛りを接点に置き、
ピンの位置、重心の位置、マスバイアスポイントの位置がすべて許容範囲に入るように
接点を支点とした円運動で、適切な位置を決定します。
最終的にはこのようにラインを引くことができました。
指穴を書けばイメージが出るでしょうか。
この写真で大事なことは角Mが15度以上あることです。それ以下だと動きが悪くなります。
また重心がグリップセンターから2インチ以上離れるとバランスホールを掘る必要がでてきます。
意味もなく馬鹿馬鹿しいことなのですがルールですので仕方ありません。
昔は、重心の位置でボールの動きが変わると信じられていたのです。(今は否定されています。)
さて、昨夜は一か月ぶりにボウリングに行きました。
薬の卸問屋S社のM君を指導するためです。
結果は9番10番レーン、使用球:未亡人バイオレンス、508A
245,205,182,213,179,203 TOTAL:1227 AVE:204.5
ストライク率53%でした。
指穴は例によってブカブカで、タイミングもバラバラで悪戦苦闘に終わったというイメージでした。
8月30日のはせがわクリニックボウリング大会に向けて練習を重ねていくつもりです。
歯科医の I 先生との死闘が待っていますので。
ハンマー社の BLACK WIDOW ASSASSIN 15ポンドです。
訳せば、" 黒衣の未亡人を装った暗殺者 " でしょうか。
未亡人シリーズの最新作ですが、相変わらずのオドロオドロシイネーミングです。
私はボールレイアウトを自分でデザインしますので、さっそく自宅に持ち帰りました。
私のボウリンググッズです。
蜘蛛(クモ)のイラストが未亡人シリーズのトレードマークです。
今日は私のレイアウトスキルを公開します。
このスキルは習ったものではなく自己流で開拓したものですので、もっとスマートな方法があるのかも知れません。
あるのかも知れませんが、私のスキルには捨てがたい利点があるのも事実です。
さて、何故レイアウトが必要なのかと言えば、ボウリングボールの中身にはコアと呼ばれるラグビーボールのような形の重り(はずみ車)が入っているからです。
この図で赤丸は指穴で、ほとんど完全な縦回転でボールを向こう側に転がすとイメージしてください。
Aは最終的にボールはこのようになって転がるだろうという、右にも左にも曲がらないレイアウトです。
Bも真っすぐに転がりそうですが、ちょっとでも軸が倒れると、右か左かに曲がりながら、やがてAの状態になるでしょう。
Cは左に倒れて結局Aの状態になりますが、ボールはその間フックしていくでしょう。
すなわち、Cのようなレイアウトを施すと真っすぐ投げてもフックするのです。
Cは45度ですが、60度や70度など、Bに近づけてやれば、最初は倒れにくく、一旦倒れだすと急速に倒れていくでしょう。
つまり手前では曲がらないけれども、先の方で急速に曲がる、キレのある球筋が実現するのです。
単純にコアをラグビーボールで説明すると上記のようになります。
しかし、最近は非対称型といって、ラグビーボールを縦半分に切ったようなコアが主流となっています。
つまりもう一つ軸があるのです。
ボールには最初の軸の目印としてピンという丸いマークが付けてあります。
後の軸として、マスバイアスポイントというメーカーごとに異なるマークが付けてあります。
さらにボールの重心を表す印も付けてあります。
この3つのマークに対して、どこに指穴を掘るかを決めることがボールレイアウトなのです。
さて、先ほどの図ABCは、真っすぐに縦回転をかけたと仮定した場合の説明です。
しかし、実際には、ボールに付着してくるオイルを観察すれば、この図のようになるのが一般的です。
オイルの一番内側の付着をファーストトラックと呼び、投げたときの最初の一回転目の付着です。
これは、この図のように、最初から傾いています。
この軸の傾きの頂点 をPositive Axis Point (PAP) と呼びます。
PAPの位置はグリップセンターから右に何インチ行って上(まれに下)に何インチあがったかで表示されます。
さて、ボウリングボールの大きさはルールによって決まっていて、その円周は27インチです。
すると1/4周、つまり90度は6と3/4インチとなります。
つまり、この図で予想されるPAPというか頂点Xは6と3/4からaを引いた分、グリップセンターから右に行った地点にあります。
そして傾いていますのでそこから少し上にあがるはずです。
どのくらい上がるかということに関しては経験が物を言います。
ファーストトラックの傾き具合から推定するのです。
しかしこれについては、少々の誤差は、結果にそれほど影響を与えません。
そうやって決定された私のPAPは、グリップセンターから、右に5と1/2インチ行って、上に1と1/8 インチあがるというものです。
私の今回のレイアウト計画は、最初の軸(ピンとの軸)とPAPとの傾きをを60度にするというものです。
ボールの円周、つまり360度が27インチですから、60度はその1/6の4と1/2インチになります。
そこでピンを中心にコンパスで半径4と1/2インチの円を描きます。
さらに、マスバイアスポイント軸との傾きを75度にしたかったので、同様に計算して、
そのポイントを中心に半径5と5/8インチの円を描きます。
その二つの円の交点にPAPがくるようにすればよいわけです。
グリップセンターから右に5と1/2インチ行って1と1/8インチ上がるということは、
PAPから言えば、下に1と1/8インチ下がって、左に5と1/2インチ行くということです。
そこで、PAPを中心として半径1と1/8インチの円を描きます。
その下側の円周に接するように専用の計測器で5と1/2インチの目盛りを接点に置き、
ピンの位置、重心の位置、マスバイアスポイントの位置がすべて許容範囲に入るように
接点を支点とした円運動で、適切な位置を決定します。
最終的にはこのようにラインを引くことができました。
指穴を書けばイメージが出るでしょうか。
この写真で大事なことは角Mが15度以上あることです。それ以下だと動きが悪くなります。
また重心がグリップセンターから2インチ以上離れるとバランスホールを掘る必要がでてきます。
意味もなく馬鹿馬鹿しいことなのですがルールですので仕方ありません。
昔は、重心の位置でボールの動きが変わると信じられていたのです。(今は否定されています。)
さて、昨夜は一か月ぶりにボウリングに行きました。
薬の卸問屋S社のM君を指導するためです。
結果は9番10番レーン、使用球:未亡人バイオレンス、508A
245,205,182,213,179,203 TOTAL:1227 AVE:204.5
ストライク率53%でした。
指穴は例によってブカブカで、タイミングもバラバラで悪戦苦闘に終わったというイメージでした。
8月30日のはせがわクリニックボウリング大会に向けて練習を重ねていくつもりです。
歯科医の I 先生との死闘が待っていますので。
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