はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
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東山彰良・ミスター・グッドドクターをさがして

2015年10月14日 | 読書


まあ、面白かったのですが、直木賞を取った、" 流 " と同じ作者が書いたとは思えません。
文章の厚みが全然違うので、読みやすくはあるのですが、比較すれば物足りなさを感じてしまいます。
それでも現代的というのでしょうか、矢継ぎ早のスリリングな展開が加速していきます。
そして残りのページ数が少なくなってきても、ストーリーの落としどころが見えてきません。
オイオイ大丈夫か?と心配したのですが......
大丈夫でした。
一気に、胸のすくようなエンディングが用意されていたのです。

疑ってご免なさいと作者に謝りたくなりました。

さて、タイトルですが、1977年にダイアン・キートン主演で作られた、" ミスターグッドバーを探して " に由来すると思います。
私も若いころ貸出ビデオで鑑賞した記憶があり、ダイアンキートンのファンになりました。
ダイアンキートンですが、ゴッドファザーでのマイケル(アル・パチーノ)の妻を演じた女優で、
同じ年に制作された、" アニー・ホール " でアカデミー主演女優賞を獲得しています。

ところで、検索して驚いたことには、" ミスターグッドバーを探して " には若かりし頃のリチャード・ギアが出演していたのですね。
計算すれば私の2歳年上ですので28歳だったことになります。
この映画では全く記憶に残らないほど、パッとしない俳優でした。
私は昔からリチャードギアの大ファンだったのですが、28歳の彼からは全くオーラを嗅ぎ取れなかったのです。
恰好良くなっていくのは33歳で主演した、" 愛と青春の旅立ち " くらいからでしょうか。
35歳で、" コットンクラブ " 、37歳で、" ノーマーシー "、そして41歳の時に、あの、" プリティーウーマン "でピーク?を迎えるのです。

最近ではフーテンの寅さんに扮して子役とからむという日本のCMに登場しています。
まだまだフェロモンを残す魅力的なジジイですよね。




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