深作先生の新刊です。
前作に引き続き現在の日本眼科学会を痛烈に非難しており、大学病院の実態を研修病院に過ぎないと切り捨てています。
糖質制限を認めようとしない糖尿病学会、
湿潤治療を認めない形成外科学会、
既往歴がない高齢者に対しても140以下の血圧を推奨する学会、
依然としてコレステロール悪者説にしがみついてスタチンを投与し続ける医者、
医者が医者を信用できない世の中になってきました。
眼科学会よ、おまえもか、というところでしょうか。
話は変わりますが、最近安倍首相がプーチンと会談しました。
平和条約を締結して、経済協力を餌に、あわよくば北方領土を返還させようという作戦でしょう。
私は昔から不思議でなりません。
なぜ、日本人はロシアに対して、 ” 恨み言 ” を言わないのでしょう。
終戦間際になって一方的に日ソ不可侵条約を破棄して中国の日本軍、日本人に襲いかかり
抑留した日本人にシベリアで過酷な強制労働を強いて、数十万人を死亡させたのです。
そして北方4島を火事場泥棒みたいにかすめ取ったのです。
パールハーバー、南京事件、慰安婦問題など、各国は何のためらいも無く日本に対して恨み言を口にします。
私たちは敗戦国として恨み言が言えないような教育を受けてきたのでしょうか。
火事場泥棒のロシアといまさら平和条約を結ぶことに、何の意味があるのでしょうか。
シベリアで殺された抑留者の遺族や、北方4島を追い出された島民はどう思うでしょうか。
最低限、ロシアは、日ソ不可侵条約の破棄とシベリア抑留を謝罪して、北方領土を返すべきでしょう。
平和条約を締結するのはそれからでしょう。
ロシアが北方領土を返還する可能性は無いと思います。
歴史的にも国境が動くのは戦争によってだけなのです。
安倍首相自身は、本気で返してもらえると思っているのでしょうか?
誰の詩だったかは忘れましたが、
” 間抜けなロバが夢を見た ” を思い出しました。
( グーグルで検索したところ
三好達治の ” 駱駝の瘤にまたがって ” という詩でした。
間抜けな驢馬が夢を見た という一文が出ています。 )
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