老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

249;108歳の苦悩(1)

2017-07-19 03:59:04 | 老いの光影
施設内を散歩している108歳のお婆ちゃん 付き添われているのは一番下の孫娘

108歳の苦悩  ~人間死ぬまで悩みは尽きぬ~ 

安達サタはいま108歳
妻の母方のお祖母ちゃん
子どもは6人で
いずれも長生きしている
5女1男で
妻の母は5女にあたり73歳になる
長女は87歳で独り暮らし
108歳の親より先に死ぬことは出来ぬと呟いている

長男夫婦と同居していたのだが
長男夫婦も高齢なこともあり
十分な食事が摂れなくなり
栄養不足、水分不足から
せん妄 基礎代謝バランスの崩れ 脱水症 認知症の発症 転倒
といった症状が現れ2回ほど入院騒ぎがあった

自宅介護は困難無理ということになり
今年の2月病院を退院すると
家には帰らず介護施設へ「長期」のショート利用となり
いまは食事、水分も十分に摂れ
日々元気に歩行器を押しながら
施設内を闊歩している
排せつも着替えもまだ他人の世話を受けず自立
ただ数分前に外出したことを忘れるなど
物忘れは消失していない(要介護3の認定)
それでも一番下の孫娘の夫(私)の名前と顔は覚えてくれている

110歳までは生きる と
歩行や機能訓練に頑張って参加している
いま次女(85歳)のことが悩んでいる