老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

608;ムンクの叫び

2017-12-16 05:07:34 | 老いびとの聲
鏡に映った顔 

見てはいけないものを見てしまった
鏡に映った顔を見て
本当にこれが自分の顏かと唖然とした
ムンクの叫びが頭の中を過ぎる
お前は誰か
自分でないような顔
誤魔化すことなくありのままに映った顔
目のまわりは浮腫のようなたるみと皴
それは
誰の顏でもない
それは自分の顏だった